死んだ仲間の部品やプログラムを自分の中に組み込んで戦い続けているUGNエージェント。
遺産と名のつくものは、大抵呪いである。

口数は大して多くない。少し掠れた声で呟くように話す。
命じられたことを淡々とこなすだけの"お人形"と揶揄されることもある。気にしていない。

誕生日は10月27日。

少し白髪の混じった亜麻色の長い髪をふたつ結びにしている。この髪は数少ない生体部分の一つであるため、白髪混じりではあるが丁寧にケアされている。
青い目はよく見れば人工物であるとわかる。そのため、一般人と関わろうとしない。余計なリスクを避けるためらしい。
体の大部分が機械化されている。なお、他人の使っていた部品を無理やり組み込んでいるだけであり、機能していないものが大半である。そのため、運動能力等は一般的な(後衛の)オーヴァードと変わらない。
必中の弓はコンピュータで制御する都合上、いろいろな部品が追加されて近未来的な見た目になっている。当然、こちらにも他人の部品が組み込まれている。

門田綾華は8歳の頃、突然UGN支部を訪れた。
ーあの頃は、とにかく仲間が欲しかった。自分が異質であるとは、とっくに気づいていた。
10歳になった頃。ある3人のUGNチルドレンとチームを結成した。門田も合わせた4人は全員がブラックドックシンドロームを有しており、それぞれの得意分野を活かし活動していた。
ー私たちは、良いチームだった。私だけが年下だったが、皆とても良くしてくれていた。
12歳の年が終わる頃。チームは門田を残し、全滅した。
ー私が、私だけが年下だから。彼らは、せめて私は「生きろ」と。
14歳の年が始まる頃。門田は遺産と契約した。
ー力が必要だった。私には、もう彼らはいないから。
門田はかつての仲間の体の一部を、部品を、自分の体に、契約した弓に組み込んだ。
ー私は、生きて、そして日常を守らねばならない。彼らの最後の願いを叶えること。それだけが私の存在意義。

ノイマンの脳とコンピュータな演算能力を使用し、先を読んで矢を当てる。
それだけのシンプルな戦い方。
矢に電流を纏わせることによって威力を上げることもできるが、起動に時間がかかる。
稀に、人間臭い"根性"のようなものをみせる事がある。

RP方針→文章を区切りがちな話し方。呟き。
かつての仲間を大切に思いつつも重荷にも感じる。
「死ぬな」「日常を守れ」の呪いに苦しんでいる。
一人称→私
二人称→貴方、貴女、コードネーム
カラーコード:#476b6b(錆納戸)
基本1、2、上級、IC、EA、LM、HR、RW
作成日 2023年9月16日(53)