浮世離れした見た目とまるで機械かのような言動の少女。何か喋る前に「肯定」「否定」と言った、これから話す内容を端的に表す単語を付けるのが特徴と言うか癖。

そんな機械的な言動をしているが、それはあくまで言動の話であり、中身は至って普通の少女。独断で任務を変更する事もあれば、普通に生理的欲求を訴えるし、無事に仕事を終わった事を褒めて貰おうとする承認欲求もある。

現在はUGNチルドレンとして活動しているが、将来的にはUGNを離れ、"フェルナンド・フランコ"率いるギルド日本支部の構成員として活動したいと思っているようだ。
その理由を彼女はあまり話したがらないが、何やらフェルナンドに恩を感じているかららしい。

誕生日：9/2

FHでもUGNでもない何処かの研究機関で実験体として監禁されていた。
その研究内容こそ今の彼女の主武装"オルテナウス"システム。装着型の強化外骨格と銘打たれてはいるが、その実態は生体コアの研究であった。
その研究の唯一の生き残りこそ、研究の最中突然オーヴァードに覚醒した、実験体No.14"サルビア"である。

しかしオーヴァードになった彼女に待っていたのは、これまでの比では無い地獄であった。倫理を持ち合わせない研究者達にとって、死なない或いは死んでも生き返る存在など極上の実験体でしかないのは言うまでもないだろう。
そんな地獄から僅かでも目を逸らそうとした結果が、心を持たない存在"｜虚ろなる心《ホロウハート》"だったのだ。

しかしそんな地獄にも終わりが訪れる。研究施設が何者かに襲撃され、サルビア以外が皆殺しにされたのだ。
その襲撃者こそ、現在サルビアとともに暮らしているギルド日本支部の支部長"フェルナンド・フランコ"である。

当時を振り返って、サルビアはこう語る。
「ただの気まぐれだったのでしょう。たまたま目に付いた、誰かから調査を依頼されたとかその程度の。それでも私にとって、彼は間違いなくヒーローに見えたのです」

ちなみに現在の彼女が、言動は兎も角として中身が普通の少女然としているのは紛れもなく彼の教育の賜物であるし、UGNチルドレンとしてちゃんとした力の使い方を学べているのも彼の手引きのお陰である。