日本支部に呼び戻された際たまたまテレーズと再会、発生した事件の後に何でも屋ではなく彼個人としてテレーズの護衛を務めることにし、現在は彼女の傍で専属の護衛としてその力を振るっている模様。

　別システムで作ったキャラのダブクロ世界線が見たくてできた産物、キャラモチーフ(?)はコンバート元に合わせて仮面ライダー龍騎より鏡像の城戸真司/仮面ライダーリュウガ。
　あちらでの設定全部書くと初陣シナリオのネタバレになるので一部だけ拝借してこっちの世界観に合わせた結果闇がなんか増えた。
　ちなみにセットアップの螺旋の悪魔で暴走した姿はまんまリュウガ。

　様々な都合で一人暮らしをしていた彼は、レネゲイドウイルスの研究者だった両親に突如拉致に近い形で連れ出され、彼らが当時所属していた海外の研究施設に向かうこととなった…モルモットとして、だ。
　待っていたのは文字通りの地獄、そこでは力を増していくFHに対抗すべくより強力なオーヴァードを生み出すために非人道的な実験が繰り返されており、最近までいた被検体が死亡しオーヴァードの両親の間に生まれた彼は新しい被検体として駆り出されたようだ。
　一般的な高校生活を送っていたため実験には当然耐えられず、拉致されてから僅か2日で覚醒することなく死亡、遺体は面倒だからと遺棄されることなくその場に放置されていた。

　しかし死亡から10分後、何らかの生命体と思しき咆哮が施設を震わせた。両親を含む研究員達が音の出所に辿り着けば、そこにいたのは咆哮しながら実験室を旋回する1体の龍、その中心で俯き亡霊のように体を揺らすリュウガ本人だった。
　彼らは狂喜した、覚醒できなかった失敗作と思い込んでいたそれらはただのオーヴァードではない、ウロボロスシンドローム…それも傍らに立つ影(シャドウバディ)の力を持ったオーヴァードだったのだ。
　しかしその喜びは即座に絶望へと変わる、声に気づいたリュウガは金色に変色した殺意に満ちた眼を向け、使役している漆黒の龍のような雄叫びを上げながら自身の影をその身に纏い、黒い鎧に身を包んだ騎士…否、怪物へと変身し自身を裏切った(殺した)者達に一人ずつ襲い掛かり、徹底的に、念入りに、容赦なく"破壊"していった。動かなくなるまで破壊しなければまた危害を加えられる、その一心で。

　斯して研究員を全滅させた彼だが、救援要請を受けた現地のUGNが到着し再び戦闘を開始、強力なウロボロスといえども戦闘経験が豊富で且つ数も多い彼らを相手取るのは厳しく、半数を戦闘不能にしたものの撃破される。トドメを刺されそうになるが研究所で行われていたことに関する書類が奇跡的に残っていたため彼自身は被害者であることが判明し、その場で命を奪われることはなかった。
　問題は彼の存在はUGN内部で行われた行き過ぎた実験の産物、つまるところ知られてはまずい爆弾のような存在であるため処遇を決めかねていたが、報告を受けたテレーズブルムにより監視という名目で日本支部直属のチルドレンとして保護されることになる。
　このことをきっかけにリュウガは彼女に対して恩義を感じているが、その気持ち自体は本人が経験したことがない感情の模様。
　かつての名前は嘉賀巳(かがみ)龍牙、研究者の間ではそこそこ有名なところだったらしいが本人は知らないし知りたくもない模様。尚、戸籍などからも完全に消しているため本名を知っているのは本人と限られた人間だけ。