両親は３年前に家族旅行の際に亡くなる。
兄弟は仲良く、一番姉のことは両親の代わり、兄は尊敬のまなざしを向けていた。
１年前にお兄ちゃんが支部長に殺される現場を目撃するも、その時のショックで覚醒。
レネゲイドの力をコントロールできず倒れてしまう。

家が隣同士の幼馴染。３年前に両家族合同で旅行に行くも両方の両親が亡くなり、子供たちだけ助かる。
この際に境乃明も真壁兄弟と同じタイミングで覚醒する。
UGNに沙夜が入っていたこともあって、保護される。
その後暁来以外はUGNに所属。
当時は雛も兄弟の誰も暁来にだけはオーヴァードの話をしなかった。
しかし明が亡くなって覚醒後は沙夜や雛にオーヴァードのことやUGNの話を聞き暁来も所属することとなる。
支部長が殺したことは知らないので上司として慕っている。
雛とは本当の意味で分かりあうことが出来るようになったのもあり、
二人で仕事に行くことも増えている。
彼女のことを好いているが今もまだ何か隠されているのではないかと不安になっている。

鏡乃家は親子仲も兄弟仲も悪くなく、特に穏やかに暮らしていた。
特に中和の働きをしていたのは長男の明。

姉である沙夜に関しても暁来に姉ではなく沙夜と呼ぶようにしたり、
真壁家にもさりげなく伝えたりたりと誰よりも周りを見渡し行動する兄だった。

明はそんな人間だったからこそ、沙夜が何か隠しているのも察していた。
それでもそこには特に言及せず、日常を過ごしていた。

そんな鏡乃家の平穏も事故によって一変する。

両親は亡くなり、兄の明は覚醒する。

唯一暁来は沙夜に守られたため覚醒しなかった。

両親死後はUGNの仕事を二人がしているのを知らず、でも稼いできているのは知っていたため家事等を手伝うようになった。
そのころから幼馴染の雛とも会話の頻度が減ってしまう。

自分は知らないけどみんなが何かを隠しているという違和感を感じつつも、
また日常を過ごしていた。

それでもしばらくして、
兄の明が亡くなったことで日常は途端に非日常へと変わる。

明の亡くなる瞬間を見たもののその際の衝撃的な場面により倒れ、気絶。
その後覚醒を果たす。この時初めて姉の沙夜や幼馴染の雛がオーヴァードだと知る。

オーヴァードになってからは支部長と沙夜、そして幼馴染の雛に力の使い方を教わりつつ成長。
前線に出ても遜色ないレベルになる。

力を付けたことで雛や沙夜とも仕事に行く機会が増える。

彼がUGNで働く大きな理由は自分の大切な人を守るためである。

明るい系で、誰とでも気軽に話に行けるタイプ。

悩み事もなさそうって言われるくらい明るく、げんき。　

そんな彼にも悩みはある。
自身の力のなさである。
特に家族や幼馴染には顕著である。

雛や沙夜とは幼馴染や兄弟としてなんでも話し合える関係と思っていたが、
実際先に覚醒していたためしばらくの期間隠し事をされていたことになる。
理由もよくわかっていたため仕方ないとは思いつつ、
兄弟も雛も自分の知らないところで守ってくれていたことにショックを受けている。

そのため今度は自分が守る側になるのだという気持ちは強まっている。

故に誰かを守るという意識は強まっているものの、
雛の兄が亡くなったニュースには胸を痛めている。

自分に力があれば救えたかもしれないという気持ちは一層高まっている。

今度こそ雛と兄弟を…そう思っていた矢先に雛から兄が見つかったと連絡を受ける。