容姿・経歴・その他メモ

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「——これが天罰だ。秩序を乱す存在は、それ相応の報いがあるべきだろう？」

——"星の神子"レイラ・タッバール
　

UGN本部所属のエージェント・ＵＧＮレネゲイド災害緊急対応班『マルコ』隊長。日本には数度行った程度ではあるが勉強したので日本で活動できる程度には日本語力がある。
今にも桜にさらわれそうな外見をしているが、口を開くとそのイメージはほとんどかき消える。喋ったらめちゃくちゃ元気。装甲列車で突入しようと考えるだけある。元はアラブ系の人種だが、レネゲイドの影響で肌や髪が白い。
23歳という比較的若い年齢で隊長をやっていることはUGNというここのところ20年で立ち上がった組織として不思議なことではないが、彼女がレネゲイドと非常に近しい生まれであること、隊長としての資質も十分であることから抜擢された、という背景がある。
彼女の一族は中東某国の民間宗教の神子であり、認知されてこそいなかったがこの神子の一族はレネゲイドウィルスを保持していたであろうという考察がのちの研究により発表されている。

中東某国の辺鄙な村にはある民間信仰が広まっており、レイラの一族はその宗教の首長、神子(ナジマット)の家系だった。当時13歳のレイラはまだ神子でなく、母のリーンが神子として儀式などを執り行っていた。母はソラリス/バロールのクロスブリードであったとされている。レイラは母のことにとても興味津々で舞を踊る母のことをカーテンの隙間から覗き込んでいたこともしばしばあった。そんなレイラも13歳になったということで、神子の引き継ぎをしようという話が持ち上がる。占いにより儀式の日程は決められ、村総出でレイラのために準備が進んでいった。
この儀式は神子が次の神子のレネゲイドウィルスを村に伝わる特殊な手段で刺激することにより、強制的にオーヴァードにするといった儀式である。一族の保持するレネゲイドは肌や髪が白くなるといった性質を持ち合わせているため、その特徴が発現しているか否かによって引き継ぎが行われたかを確認する。引き継いだ神子の方は、レネゲイドウィルスというものの特性上力を失うことはないが、立場は継承したものとなるのでその後は特に役目はない。過去には新しい神子がレネゲイドへの刺激に耐えられずジャーム化した例もあったらしいが、その際は神子がその場でジャーム化した子に手を下した、という記録もある。他にも、生誕時に既にオーヴァードとして覚醒していた場合は「祝福された子」として祀られ、その神子の治めた代は村に襲い来る災厄が全て無くなった、という伝承もあった。
そして即位の儀が執り行われる当日となった。その日は村で祭りが開催され、レイラは神子の位を継承したのちに村人の前に出て挨拶をするという手筈になっていた。しかし、儀式が執り行われいていたその最中に事件が起こる。
占いではその日は【神気を纏った星が降りそそぐ】ということが予見されていた。流星は通常吉兆であり、その見た目の美麗さから崇拝の対象であった。その流星が神気を纏うほどだからこれまでにない吉日だと、儀式の日はその日に決まっていた。
しかし、この読みは外れる。
「神気を纏った星」、これは前例がないことであった。つまりは占いを行った母リーンも予見できなかったことがあった、ということだ。
儀式の最中、村に膨大な量のレネゲイドを含んだ隕石が大量に降ってきた。このことに直前で気づいた母は我が子を守るために順番も気にせず大至急でレイラを覚醒させたのち、自らの力で隕石の被害を抑えようとしたが力及ばず、結果村の住民はレイラを除いて亡くなってしまった。
その瞬間レイラは覚醒のショックを受けていたことに加え、リーンが意図的に眠らせていたこともあって数時間眠り続けていた。目が覚めた時には、跡形も無くなった村と、側で力尽きた母の遺体しかなかった。彼女だけが生き残ったことは、彼女が神子(ナジマット)であったからではないかという考察がある。

——10年前の、星の降りそそいだ夜のことだった。

その後、レイラは駆けつけたUGNにより保護されることとなる。

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基本1,2/上級/EA/LM

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