家族は母親・義理の父・義理の兄。
母親が紗菜を妊娠している時に、血のつながった父親は線路に落ちた子供を助けようとして電車に轢かれ死亡。

その後、紗菜が13歳の時に再婚したが義理の兄は外面がいいクズで、両親に隠れて紗菜に暴力を振るったりパシリに使ったりしていた。
義理の父は暴力こそ振るわないが超ケチで、会社を経営して年収2,000万円ほど稼いでいるが母親と紗菜にはほとんどお金を使わない。
そのため母親は仕事を複数掛け持ちして、昼夜関係なく働いている。

中学校卒業間近のある日、いつものように義理の兄から暴力を振るわれていた時、母親を揶揄されたことで怒りが限界に達し覚醒。
覚醒直後のことは怒りで我を忘れていて覚えていない。
その日以来義理の兄から暴力を振るわれなくなったため、普通の人間ではなくなってしまった複雑な気持ちと、もう義理の兄に怯えなくていいという安堵感がごちゃ混ぜになっている。
…が、やはり顔には出ない。

覚醒後1年くらいは野良のオーヴァードとしてどこの組織にも所属していなかった。
ある日偶然、UGNがワーディングを張ってレネゲイド関連事件の後処理をしている現場に立ち入ってしまい、UGNに保護され所属することとなった。

欲望：復讐
誰も助けてくれなかった。
お母さんがお金に苦しんでいることも、私が暴力を受けていることも、誰も気づいてくれなかった。
だからこんな世界もういらない。
レネゲイドの力を使って復讐してやるんだ。

本当はUGNエージェントではない。FHのスパイだ。
覚醒した日、怒りに任せて義理の兄を殺そうとしていたところを「野良のオーヴァードが一般人を殺すのは、色々とめんどくさいからやめといた方がいいと思うよ」と偶々通りかかったゼツェシオンに止められ、そのまま彼女が所属するFHセルに連れていかれた。
その後、ゼツェシオンからレネゲイドの使い方やUGN・FHなどの組織について教えてもらい、FHチルドレンとしてセルに所属することになった。

幸か不幸かレネゲイドの使いこなしに長けており、欲望も明確に定まっていたことからエージェントに昇格。
まだ実践任務に就いたことがなく、UGNに素性が割れていないことからスパイ任務を言い渡され、偶然を装ってUGNに保護された。

ゼツェシオンとは友人関係だったが、UGNへの潜入以降は連絡を取っていなかった。
なぜ自分の前に現れたのかはわからないが、他のUGNエージェントに彼女が捕まってしまうと自分がFHのスパイだとバレてしまう。
そうなる前に始末しなければ…

・FHでのコードネーム：｜喰らいつくす者《シュヴァルツ》