容姿・経歴・その他メモ

「お腹空いたので何か食べに行きましょうよ。たこ焼きとかどうです？」
「おや、このメンダコに興味が？ お目が高いですね。この子は私の相棒的な存在です。名前はきるちゃんと言います。可愛いでしょう？」

普段の生活においても触手を出しがちな、ものぐさ肉体派UGNエージェント。肉体派ではあるがシンドローム故の肉体変化や操作に長けている為、潜入破壊などの正面から叩く任務より、相手の懐に潜り込んで暴れるなど特殊な任務を担当することが多い。正面から叩く任務も同じくらい多い。各地を飛び回る事も多く、その時に他支部のエージェントと話す機会もあるためUGNに関しては詳しめ。肩にメンダコを引き連れているが、ぬいぐるみらしい見た目をしているが、明らかに生きている。何故水の外に長時間居ても死ぬことがないのかわからないが、かわいいからいいらしい。それでいいのか。

スキュラはUGNに入るまで、とある町で色々な噂ーーーともすれば都市伝説の一種として語られていた。その噂の内容を不審に思ったUGNエージェントが調査した結果、実際に存在するオーヴァードであることが判明。そこから接触を図ろうと試みていたが、数年前ひょんなことから接触に成功。UGNに勧誘した結果、エージェントとして雇用することに成功した。流布されていた噂の内容は「青い傘の女が人を襲って食べる」や、「青い傘の男が道を尋ねてきた時、間違えた案内や曖昧な案内をすると溺死した状態で見つかる」など、青い傘を持った人間についての言及が多いが、本人は「襲ってなんかないですよ、勝手に怖がって逃げていっただけです。悲しいなあ、しくしく……」と語っている。実際に、スキュラが人的及び物的被害を出した痕跡は確認されていない。

しかし、この噂たちにはまだ不可解な点がある。それは、一番最初の噂が50年前に流れ始めたこと、50年前の噂が

「青い傘をさした子どもが深夜に歩いていたので、話を聞けば隣町からやってきたらしい。子どもの足で歩いてこれる距離とは到底思えず、この辺りの子どもが嘘をついているものだと思って早く家に帰りなさいと帰宅を促したが、子どもは首を振って『もうおうちがないの』と言ってどこかへ行ってしまった。その時は意味が分からなかったが、次の日になって隣町が謎の爆発事故によって壊滅したというニュースを聞いて、あの子は事故に巻き込まれたにも関わらず、あの世に行けずに彷徨っている」

という内容だったことだ。青い傘という単語が初めて出てきたタイミングと、スキュラの好む武器が傘、それも自分の血で作った青い傘であることは無関係ではないだろう。
もしこの噂が真実で、スキュラのことを指しているならば、スキュラは一体どのように今日まで生きていたのだろうか。そして、元は一体どんな人物なのだろうか？

「信用してないものに対しても有用性を見出す、そんなところがいいですよね。……裏切る？ そんなことしませんよ」

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