一人称　僕　暴走時は俺
基本は苗字+さん、君、三上さんは師匠

物静かで穏やかな少年。
教室の隅で静かに本を読んでいるタイプ。
物腰柔らかで話せば人柄がわかる。が、自分から話しかける事は業務連絡くらいなので友人は少ない。
学校の女子の間では中性的で綺麗な顔をしてるので人気はある。困っている所を言葉少なに助けられた女子や、ごく稀に数少ない友人と話し微笑む彼の顔にやられた女子は多い。
男子からは中性的で綺麗な見た目にそぐわぬ鍛えられて引き締まった肉体から、運動部連中から目をつけられてる。(勧誘目的)
一部の男子達は「あいつは男」などと壁に頭を打ちつけながら念仏を唱えているとかなんとか。
放課後はすぐさま帰宅しているため、部活勧誘は諦められており、たまにある体育の授業で発揮される運動神経に「惜しい奴」と度々思われている。

一般家庭で双子として生まれ、幸せな生活を送っていたが10年前の事故で天涯孤独になった。その後、三上に拾われ彼女の家で生活を送っている。
両親は死亡、双子の弟も行方不明で、それから10年が経っている為、天涯孤独となっているが、彼自身は双子の弟の生存を強く主張しており、未だに双子の弟のことを探している。

10年前の事故で彼はオーヴァードとして覚醒しており、三上の下で力を磨いている。
それは闘争の衝動による部分も多少あるが、大部分を占めているのは弟を探し出し守る為。
三上との修行の中で度々衝動に呑まれては、三上に「なっていない」とたしなめられる日々を送っている。

彼の武器は三上から受け取った刀。「使いこなしてみせろ」と渡されたそれは"凪の太刀"と呼ばれる風をも断ち切る刀。
それを渡された日から、凪の太刀の修練に取り組んだ。その結果、相手を観察し、機先を制する事が得意となった。
彼の戦闘スタイルは、相手より先んじて動く攻めの姿勢を最後まで崩さない、インファイター。

三上のことは師匠と呼び慕っている。
三上への深い感謝と強い憧れを抱いており、どんなに時間がかかろうとも、必ず恩を返すと決意している。

弟の晴海は、快活で他者との交流にも余念がない、いわゆる陽キャ。2人揃って見た目がよく、男女ともに人気があった。が、事故以降は、周囲はどう関わっていいのかわからず、少しずつ交流範囲は狭まっていった。今尚交流のある友人は、弟のことを知っている当時からの友人(幼馴染)が大半。
友人達は「海凪はすごい奴なんだ」と色んな人と交流を持たせようとしているが、今の海凪の様子を見て「晴海の事に踏ん切りがつかないとダメか」と思い、「今は俺達が友達としてそばにいればいいか」と、何かと海凪に構っている。
海凪はそんな友人達にも感謝しており、弟の事が解決したら恩返ししようと思っている。

ちなみに賢者の石は海凪の右腕に埋まっており、外からは見えない。
ごく稀に友人に誘われて遊びに行く時は洋装だが、基本は和装。