容姿・経歴・その他メモ

容姿

　低身長で痩せぎす。
　天然茶髪だが若白髪が交じる。
　一重。
　色白。肌の出る服装を嫌う。

人格

　人嫌いで自分嫌い。
　腹の中では常々他人に対する身勝手な嫌悪・妬み嫉み・苛立ちを抱えているが、そんな自分が一番醜く汚いと思っている。
　それでいて善行をしたいと思っているが、当然、己の卑屈な性根との矛盾に苦しむことになっている。
　一応は、ある程度、当たり障りなく・愛想よく接する処世術は身につけているが……。

　他人、特に男性との身体接触が苦手で避けたがる。

経歴

　父子家庭。母は特に幼い頃に亡くし、記憶にない。
　はじめ愛されて育てられていたはずだったが、いつ頃からか精神を失調した父に虐待されるようになっていく。

　その境遇から卑屈で自己肯定感の低く、何にも期待しない性格を形成していくが、“あの子”との出会いから少しの変化を来す。
“あの子”は、明るく、眩しく、前向きで、優しく、何事にも屈さず――｜御伽噺《フィクション》から出てきたヒーローのようなその存在は、当然のように、｜菫《おのれ》にとっては妬ましく、疎ましさを感じさせるものであったが、同時にどうしようもなく目を惹かれる――美しい、と感じてしまう――ものだった。
　自身のような存在にも親しい友人のように接し、手を差し伸べてくる“あの子”に対して、後ろ暗い感情を募らせつつも心を寄せ、憧れていく。そしてそれによって、諦観していたはずだった、現在の境遇からの脱出を望むようになる。
　しかしそれは結果として、反抗心を見せるようになった｜菫《むすめ》に対する父の怒りを膨れ上がらせてしまい、虐待をより苛烈なものとしてしまう。
　環境への絶望、父に対する嫌悪・憎悪・僅かばかりの愛情、“あの子”への焦がれ。全ての感情がないまぜになり、それを爆発させた菫は、同時にサラマンダーのシンドロームに覚醒。半ば暴走状態に陥り、目の前の父を焼き尽くしてしまう――

　UGNに保護された後、状況と精神の不安定さから日常に返されることはなく、そのままUGNでケアと教育が行われる。
　現在では安定しており、UGNの一員として奔走することになっている。

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