皆野家の一人娘。父は悠朔(ゆうさく)で母は理香。十年程前に両者共にオーヴァードとして覚醒している。
覚醒以降、悠朔は記憶処理班として、理香は医療班としてUGNに協力の態勢を取っている。

悠理は両親の覚醒から二年後に覚醒した。能力の制御ができず、毒性を持つ霧を周囲に散布してしまう事に。
両親の助けもあり事なきを得た。表向きはガス漏れ事件として扱われた。

覚醒以降はUGN内でレネゲイド関連の基礎知識や能力制御について教わったり、両親の補助を行ったりして過ごした。
鑑定の結果、悠理が有しているシンドロームはソラリスである事が判明した。ブリードは純血種(ピュアブリード)。

戦闘能力を有していなかった為、調査や前線から帰ってきたエージェントの治癒等を主に行っていた。
毒性を持つ霧の散布については制御が難しい為、悠理は悠朔に依頼し『毒性の霧を生成する能力』がある事を忘却させた。

そうして過ごす中で二七月沙耶と関わる機会が度々あった。性格も合うことから、それ以降は行動を共にする事が増えた。
自信が無く引っ込み思案な悠理にとって、沙耶は唯一ともいえる友人であった。

それから年月が流れたある日、悠理と沙耶にはFHの潜入調査が命ぜられた。
悠理は記憶処理班や医療班としての役割もあった為、沙耶をFH内部に潜入させる為の護衛を務める事となった。

FH内に沙耶を送り出す事に不安を覚えていた悠理であったが、沙耶は必ず帰ってくると言葉を残した。
それを信じた悠理は沙耶と指切りげんまんを交わし、FHに沙耶を送り届けた。

だがUGNのクーデター事件が発生し、潜入調査の情報が全て消失した。沙耶の事を覚えている人物は、悠理だけとなった。
なおこの時の精神的衝撃により、かつて施した毒性の霧に対しての忘却が解けてしまっている。

沙耶が帰れる状態にするべく、悠理はある実験へと参加した。後天的なシンドローム獲得は可能か、といった旨の実験だ。
この実験は、クーデター事件により失った組織力を取り戻す為の一環として策定された一手である。
かつて制御ができなかった毒性の霧を、FHと戦える為の力とするべくこの実験に参加した。

獲得するシンドロームとしては、形作る事に優れたモルフェウスが選ばれた。毒の形成を自由に行えるようになる事が狙いだ。
透析や輸血によって体内中のレネゲイドを変化させ、シンドロームの追加発現が発生するのを待つ事となった。
今までに味わった事のない痛みや苦しみを背負う事となったが、沙耶を助けられる力を入手する為に耐え忍んだ。
成功確率は低かったものの、実験は無事に成功した。悠理はソラリスとモルフェウスの混血種(クロスブリード)と化した。

この実験により戦闘能力を獲得した悠理はコードネームを翠緑の太陽の化身(すいりょくのたいようのけしん)に定めた。
性格に見合わないコードネームを策定したのも、沙耶に頼り切りであった自分を恥じた為だ。

最後に悠理は、沙耶が潜入している事がFHに流出する事を防ぐ為に自身にある暗示を施した。
沙耶に関しての記憶を封印する暗示だ。思い出す条件として、『沙耶の顔を見る事』を設定した。
写真を使用したテストの結果、無事に効力を発揮する事を確認した悠理。そんな悠理に、もう迷いなどなかった。
間違って沙耶の事を思い出す事を防ぐ為に写真や思い出の品を両親に預け、記憶の封印を施した。

毒の霧を生成する能力を有している。覚醒当初は制御不能だった為、"能力を有している事"を忘却させて対処していた。
追加発現したモルフェウスシンドロームの力を活かし、毒を形作る事ができるようになった結果制御可能になった。

形作る事をイメージしやすいように、毒を生成する際には地面に緑色の魔法陣を描いている。
魔法陣から毒を生成させる事によって毒の生成量を調節し、無尽蔵に毒を散布する事がないようにしている。
またレネゲイドが高まった際や、一度に膨大な量の毒が必要な場合、緑色の巨大な片翼を生成する事がある。
魔法陣からだけではなく、翼からも毒を生成する。巨大な翼や生成された毒によって、あらゆる光を日蝕の様に隠してしまう。

毒には他レネゲイドに対して反応して爆発を起こす作用と、神経に定着し活力を与える作用の二つがある。
後者の作用の応用によって小規模な記憶操作も可能である。ただし、同意のない相手には絶対に使用しないようにしている。

毒を生成する為の魔法陣を描いた後、毒を召喚して戦う。
攻撃に作用させる場合、毒を対敵する者の近くに集合させて一気に爆発させる。毒の性質上、防御はほぼ不可能。
支援に作用させる場合、霧のように味方に纏わせて神経に作用させる。痛みが発生しないように調節を行っている。

苗字

埼玉県秩父市上影森にある秩父鉄道秩父本線の駅「皆野駅」

口調

ソニック・ザ・ヘッジホッグのキャラクター「マイルス "テイルス" パウアー」

コードネーム

マジック・ザ・ギャザリングのカード「翠緑の太陽の化身」

コンボ「緑の太陽の頂点」

マジック・ザ・ギャザリングのカード「緑の太陽の頂点」

コンボ「召喚の調べ」

マジック・ザ・ギャザリングのカード「召喚の調べ」

コンボ「破滅の終焉」

マジック・ザ・ギャザリングのカード「破滅の終焉」

コンボ「起源の波」

マジック・ザ・ギャザリングのカード「起源の波」

能力(魔法陣)

メイプルストーリーのアークメイジ(火・毒)のスキル「ポイズンリージョン」

能力(片翼)

FINAL FANTASY VIIのキャラクター「セフィロス」
及び仲村芽衣子の楽曲「Eternal Force -Reminiscence ver-」の歌詞より引用

攻撃(爆発)

メイプルストーリーのアークメイジ(火・毒)のスキル「エクスプロージョン」

支援(毒霧)

メイプルストーリーのアークメイジ(火・毒)のスキル「ポイズンミスト」

口調

～だよ。～かな？　目上には敬語を使う
控えめな口調で話す。基本的に一人称は「私」を使っているが、親しい間柄の前では「僕」を使う。後者が本来の一人称。

挨拶1

「やぁ。私が皆野悠理だよ。足引っ張っちゃうかもしれないけど……精一杯頑張るからよろしくね」

挨拶2

「……"翠緑の太陽の化身"。それが私のコードネームだから」

好感度(弱)

「私と一緒にいても、あんまり楽しくないと思うんだけど……」

好感度(中)

「これ、読んでみる？　この本好きで三回ぐらい読んでるんだけど、なかなか面白いよ」

好感度(強)

「僕と一緒にいてくれるなんて、嬉しいね。……あ、本当は"僕"って言うんだよ。意外だった？」

プライベート

「うわぁ！？　び、びっくりした……」
「買い物途中なんだ。この時間だと割引のが多いから、いっぱい買っちゃってさ」

ビジネス

「大丈夫。後の事は私に任せてくれればいいからさ。ちょっと拙い所はあるけど、これでも処理班と医療班やってきたんだ」

会話1

「え、今"僕"って言ってた！？　あー、ほら！　私の読んでる本の主人公のが移っちゃってさ！　あはは……」

会話2

「父さんも母さんも凄いなぁほんと……。家の事しながらUGNの事もやるって、並大抵のことじゃないって」

独白1

「……僕は何もできなかったままの自分じゃない」

独白2

「君(沙耶)がくれた翼があるから……僕は誰にも負けやしない！」