背景

　市議会議員の父と看護師の母の下に生まれた一人っ子。生まれつき身体が弱く、幼い頃から入退院を繰り返していたため幼稚園にも小学校にも全くと言っていいほど登校することが出来なかった。
　病院内でも一人部屋だったため話し相手もおらず、出来ることと言えば読書か体調が良いときの院内徘徊くらいだった。そんな時、徘徊中に出会った「カッコいいおじさま」から貰った科学雑誌を読んで科学の世界にのめり込んでいった。
　特に化学と薬学に興味を示し、一日中専門書を読み漁る生活を続けるうちに才能が開花した。
　オーヴァードに覚醒した後は身体の弱さが嘘のように無くなり、高校生活を送れるようになった。また、化学部を創設し日夜謎の実験と研究を繰り返している。

　性格は控えめで温厚。意外とテンションが高い(初めての学校生活に舞い上がっているともいう)。高身長と目の下の隈から繰り出される威圧感から入学当初は孤立気味だったが、今では十分に馴染めている。

戦闘スタイル

　自らは攻撃をせずに支援に徹する。得意の化学と薬学を駆使し、特製の薬品や劇薬によって味方の疲労を癒したりドーピングしたり敵の傷口を抉ったりと割と多才。

黄金郷事件

　助けると約束した親友を失った。もう誰も、瑞希の事を覚えていない。
　それでも、私は生きている。これからも生きていく。
　後悔はもうしない。またいつか、あの世でまた会おう。

　お前を殺した罪が、私の生きる理由になる。

　

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