かつて非道な実験の末にオーヴァードに覚醒した少年。
　実験の影響で色々とネジが飛んでおり、仲間以外への興味関心は基本的に薄い。しかしながら自身に地獄を見せた研究員や敵であるジャームやFHには容赦がなく、戦闘になれば静かに顔面に掴みかかって焼き尽くしにかかる。
　一応氷属性も使えなくはないがどっちかというと炎よりで、基本的に使い道は地面を凍らせてそこを滑って敵に近づきつつ地面との摩擦で手を発火させるといったもの。
　面白いと感じた相手には比較的友好的に接する、しかし基本真顔なので分かりづらいためサムズアップなどのハンドサインで表現していたが、最近は周りのメンツが濃いため少しずつツッコミと弄り精神が芽生えたようで表情が増えた、尊敬はしてるけど弄りの対象として支部長の高梨を、ツッコミを入れる相手としてはジェラルドを気に入っている、ちなみにもう一人の仲間である茶屋町に対しては仲間意識はあるもののちょっと怖いらしい。
　直近の任務で確保されたアームドスーツを重くはあるが気に入ったようでよく手入れをしていたが、前回の戦闘で無茶し過ぎたためこれを機にブーストアーマーへとランクアップ、相も変わらずガ〇ダムみたいな見た目で敵の顔面という顔面を焼き尽くしに今日も元気に｜頭蓋融解《ヒートエンド》。

　決戦から2年経ち、濃い環境のおかげかある程度感情が戻ってきた彼は、相変わらずジャームというジャームを｜頭蓋融解《ヒートエンド》していた。
　特に大きな事件も起きておらず、多少退屈ではあるがそれもまた悪くないと感じており、暇な時はかつての兄貴分の墓参りに行ったり本屋に顔を出したりして過ごしている。
　将来はエージェントとして活動すること以外にカヴァーとしてバーでも開業しようかと考え本屋で色々と調べている、支部長とかには内緒で。