来歴

元孤児、現U市支部UGNエージェント。
孤児院に入った頃には既に能力が発現しており、現支部長である"西條 大和"にその力を見抜かれ引き取られる。
孤児院以前の来歴は不明。10年前にボロボロで道を歩いていたところを保護された。
また自然治癒力の高いオーヴァードにも関わらず、背中には治せない傷が残っている。
周りとは違う存在として自ら独りになっていた孤児院時代から、同じ境遇の人間が集まる場所へ連れ出してくれた大和には目立たないながらも日頃から感謝している。

現在はU市支部のエージェントとして主に後方支援を担当。
学校にも通いつつ、表向きの家業である税理士事務所の書類整理を手伝ったりしている。
支部長が孤児院を訪れる際にも同行をすることが多いが、感情の薄さ故か怖がられることも多い。
それでも同行を願い出る理由は『落ち着く』からだと言う。
趣味という趣味は無く、空いている時間も事務所のソファに座ってどこかを眺めていることが多い。

落ち着いた声色で話すが、基本相手は年上だろうと呼び捨て。これは相手を下に見ているというわけではなく、何度か矯正させられたが結局あまり変わっていない。
嫌いな食事もないが好物もこれといってない。能力の使用に体力を使う関係上きちんと食べてはいる。
学校ではあまり積極的なコミュニケーションは取っておらず、大多数の生徒には変わった奴だと認識されている。
それでも物好きで世話焼きな知り合い(同じエージェントであったりする場合が多いが)は数名居て、彼女らにはそれらしい態度を取ろうとはしている。

能力

自らの血を触媒に弾丸を作り出す。
通常の弾丸と異なる点として、弾丸の威力そのもので対象にダメージを与える物ではなく
当たった対象の部位から血液が侵蝕を行い、対象を構成する元素を破壊するという物だ。
これは零が生成する血液がいかなる物体へも優位性を持つ性質を利用している。
コードネーム"零等血"はそのような性質から、全ての血筋の起源故にと付けられた。
命中部位表面から侵蝕する関係上、装甲を持つ相手への効果は落ちるが重火器による貫通力で補っている。
但し、血肉を消費する関係上非常に消耗が激しく、乱発すれば自滅の恐れもある諸刃の剣となっている。

セッション履歴