容姿・経歴・その他メモ

『ロイヤル・オーク』　「鵜島　出武（うじま　いでたけ）」

恰幅の良い、というか普通に肥満体の男性。

UGNのY市支部の支部長。
そして鴻央会下部組織、「孔桜会」の元幹部。

本来の世界線ではFHとの大きな抗争があった際にUGNの協力で平定し、「雉真　優美」が覚醒。後に紆余曲折を経てY市支部に所属する――のだが、彼はFHでの覚醒実験の対価にその抗争を裏で糸を引いていた男である。

だが、この世界線では彼が抗争以前から覚醒済みであり、FHを部下たちを巧みに操り単独で独力で撃退し、その功績から「孔桜会」の跡目と目されている。

CNは「偉ぶった豚野郎」と植物（楢:オーク）を作り出すオルクスの能力から。
本人は勿論後者の意味で名付けたのだが、サブカルに疎かった為、部下からは前者の意味でからかわれる。

戦術は元々資金力に物を言わせた武装による部下達の一斉掃射――だったが、
近年は高級な武具で身を固めさせた『本町　光』を最速かつ最前線で暴れさせる蹂躙戦法によって障害を蹴散らしてきた。

出世欲が強く、ギャンブルも好きで金遣いも荒いが、「情けは人の為ならず」というモットーがあり情に厚く面倒見がいい。

部下の尻ぬぐいという形で千影を引き取ることになるのだが、手のかからない千影の面倒を見るうちに、その歪さにどんどん放っておけなくなり、情を移してしまう。

女慣れしておらず、商売女しか相手にされない男が、自分に懐く愛らしい、どこにも後ろ盾のない義理の娘に親愛以上の感情を抱くのはそう遅い事ではなかった。

この世界線の「森中　千影」のプロフィール。

FHマーセナリーの両親の間に生まれた千影は、生まれついての高い素養を買われてFHのとある実験組織に引き取られる。しかし引き取られた子供たちを「研究材料」として扱われない実験場で、生きながらに地獄を見た彼女を、彼女の両親から聞かされた鵜島が足を踏み入れる。

疑問を抱き探りを入れた両親は鵜島に伝えた後に事切れ、共に施設に居た子供たちは自身が性能試験で殺し、彼女は心を壊しており、そんな彼女を鵜島が引き取る。

「森中 千影」という人間の戸籍は無くなっていた為、「本町 光」という偽名はここで得た。

助けられた鵜島に懐くが、表面上は明るいものの「鵜島の為に生きる」という手段で惰性でしか生きることが出来なかった。

鵜島は庇護者でありながらどこまでも自分勝手な使役者だった。
「構う」と「扱う」の差を理解できてなかったから。

言われた事以上の事をするつもりはなかった――のだが
とある事件で、『絆[ロイス]の大切さ』を説かれて少しだけ考えを改めた。

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