RハンドアウトPC①：インディゴというレネゲイドビーイングに大切な人を殺された過去がある
ロイス：インディゴ　
推奨感情：P執着/N憎悪
公開条件：インディゴによる【蒼い眼】を目撃した後いつでも
輝かしい経歴、賞賛と信頼を背に受けるキミの人生にも、影はあった。
あの蒼い眼に取り憑かれた者は誰一人として逃れることなくもがき苦しみ、死に至るのだ。
キミはその時躊躇い、手を出すことが出来なかった。だから、大切な人を失った。
もう誰とも馴れ合わない、忌々しいレネゲイドビーイングなどと二度と関わりたくない。それがキミの決意だ。
→情報収集時、RHO開示で「インディゴ」について調べられるようになる。
◆PL向け補足
任務中に敵対した「インディゴ」というレネゲイドビーイングに、大事な人を取り殺された過去がある、という過去を持っている。

▼HOを含む設定
まだ「六条」の名を捨てていなかった頃。後継者候補のひとりであった夜宵には、生まれる前から決められていた婚約者がいた。
婚約者の名は逢坂幸緒(あいさかゆきお)。彼女もまた、夜宵と同時期に生まれ、同時期に覚醒したオーヴァードであった。
支援が主であった彼女と、己の身体を振り回す夜宵。いつも彼女に無茶をしないでほしいと怒られていた。その関係性は姉弟のようであり、友人、相棒──それでいて、お互いを想い合う恋人同士だった。
いつだって自分の背中には彼女がいた。減っていく同世代の仲間を見ながらも、ずっとそんな日々が続くと信じて疑わなかった。
それが崩れたのは、どんな日のことだっただろう。あの日の天候さえ、曖昧な記憶。
そんな中で、見慣れたはずの赤色と──忌々しいほどの蒼色だけが、この目に焼き付いて離れない。
誰よりも守りたい存在だった。誰よりも自分が守れると思っていた。
自由自在に動くはずのこの手が動かなかったことが、悔しくて情けなくて仕方なかった。

もう二度と、大切な存在を喪うものか。……そんな存在など、つくれるものか。
涙はとうに枯れ果てた。この身が流すのは、憎悪に塗れた熱い血潮のみ。


逢坂幸緒の名の由来は、和泉式部の恋の歌「逢ふことを息の緒にする身にしあれば 絶ゆるもいかが悲しと思はぬ」。