容姿・経歴・その他メモ

"ライトニングボルト"……いや、桐生嚆矢。
突っ走るお前の背中は、いつだってまぶしくて、危なっかしかった。
――背中は俺が守る、突っ走ってこい、ライトニングボルト！
「おう！後ろは任せたぜ、ブラストウェーブ！」
それが俺達の合言葉だったよな。

……

与えられた仕事。与えられた部屋。与えられた生活。与えられた服。そして……与えられた力。
何もかも与えられた物しか持たない俺たちにとって、唯一自由にできるものは、自分の存在の証明――名前だけだった。
俺は、俺たちは、お互いの存在をお互いで認め合うように、お互いの名前を付けあった。

嚆矢、いい名前だろ？
物事のとっかかりとか、一番最初とか、とにかくそういう意味らしい。

一番前を突っ走るお前にぴったりだって、得意げに俺がそう言うと、
「俺が一番矢なら、お前は継矢だな！俺がしくじっても、お前が絶対仕留めてくれる。そうだろ？」
へっ、なんだよ、分かってるじゃねえか。

……

コードネームで呼び合うのが普通の生活。その中で名前で呼び合うのは、案外悪くなかった。
これが、俺たちの守る世界では普通らしい。
そんなら、俺たちが命がけで守るこの世界も、案外悪くないモノなのかもな。
お前と二人なら、一緒に突っ走っていける。守っていける。

そう思ってた。

……

なあ、桐生嚆矢。……いや、相棒。
いくら俺の先を走ってるからって、命の終わりまで突っ走ることはねえじゃねえか。

俺は絶対に認めない。
もし、本当にお前がしくじって死んじまってたのなら……俺がお前の仇を仕留める。
俺は継矢だ。一番矢が切り開いた道をひたすら突っ走って、一番矢よりもデカい力でブン殴る。
それが継矢だ。それが俺だ。それが――大屋継矢だ。


俺は今でも、お前の背中を見ている。

性格など

直情的で不器用で熱血漢。
口が悪く頭も悪いが、かといって何も考えていないわけでもない。一応自分なりの考えを持って行動している。

出生は不明。どうやら一般人の間に生まれた後に何か事件を経てUGNに引き取られたらしいが、本人は覚えていないし気にもしていない。
UGNチルドレンとしての生活しか知らないため今の生活に不満も持っていない。
しかし唯一人間的なつながりを持てていた嚆矢の行方が知れなくなってしまったため、今の生活への不満か不信感か、本人にもよく分からないわだかまりのようなものが生まれつつある。

「ブン殴る」「ぶっ潰す」などの粗野な言葉遣いをするのが特徴。
いさめてくる大人もいるが、本人に直す気はない。

オーヴァードとして

直情的な性格を反映してか、繊細な動きは不得意。
火力こそ正義といわんばかりの小細工なしのフルパワーで殴りつけるのが基本スタイル。

戦闘の際は拳と足に炎を纏わせ、殴る蹴るで戦うパワーファイター。

PC名の由来

カブラヤオー（競走馬）、ブラストウェーブ（競走馬）

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