容姿・経歴・その他メモ

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「どうしようもないなら、せめて微笑もうよ」
「本当にひどい事ばっかりだけどさ、それでもあたしの手を取ってくれた人がいたからさ。あたしはそれだけでやっていけるよ」
「悪いね。本当に分からないんだ。壊さないように触れるにはどうしたらいいのかさ」

根方家の忌み子。自らの内に正体不明の鬼【誰彼（たそがれ）】を宿しながらも、根方の鬼切りとして戦う同族殺し。
赤い髪に白い肌、日本人離れした巨体と剛力。それらは朝霧の地に現れる怪物【オキビト】伝承の原点とされる異民族の容貌に近いものであり、根方家の歴史には度々現れていた鬼憑きは皆同じ特徴を持っていたため凶兆とされている。その生い立ちから根方の姓を剥奪されており、現在は養育者である根方二珠の父方の性【鬼頭】を名乗っている。
性格は明るく快活でどんな相手にも分け隔てなく接する。よく言えば気が強く悪く言えばがさつ。楽天家に見えるが自らの出自や異能に強い不安を抱いており、内面はとても繊細。その出自と生まれ持った異能の為に孤独な幼少期を過ごしたこともあり、五歳の時に引き取ってくれた仮親の二珠には強い信頼と家族としての愛情を抱いているものの、拒絶されることを恐れ母とは呼べずにいる。
また、朝霧に来てから特に親しくしていた二人の幼馴染がいたものの、五年前に起きたオキビトによる襲撃、通称【イ-6号事件】に彼らが巻き込まれて以来オキビトと戦う道を選び彼らとは決別している。戦いの際は誰彼と同調しその力を操って戦うものの、同調が深まりすぎると誰彼と同化し、鬼に近い異形へと変わってしまう。そのため戦っている姿を誰かに見られることを恐れ、一人になることが多い。
現在は、学校生活を送る傍ら根方の鬼切りとして戦いながら誰彼の正体を探している。


漂海（海を漂う。オキビトが来る彼方から訪れた異邦者）
鵺（正体不明の妖怪。その姿は語られず、何者なのか誰も知ることはない）

鬼頭（鬼の頭。並みのオキビトとは異なる異形の鬼）
神奈（神。奈（なんぞ。なぜなどの問い）。神は何故自分を生んだのか）

氷熱の軍団

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