とにかく"カッコイイ"ものに目がなく、自身も常に"カッコヨク"あろうとしている。
また、プライドが高く自身が如何にカッコイイ存在であるかを語りがち。
カッコ悪くね？と指摘されても「それはあくまで君の主観だろう？」と動じない。
だが一定のラインがあるようで、例えば家族を馬鹿にされたりするとキレる。
「家族を馬鹿にされて怒らない奴はかっこ悪いだろう？」
何故そんなに"カッコイイ"に拘るのか、実は本人もあまり理解しておらず、恐らく小さい頃に見たヒーローの影響と考えられる。

因みに戦闘の前には《謁見の間》を使用して降参の意があるかを確認する。
「それでも尚立ち上がるというのなら、僕も本気で潰そう」

バロールのピュアブリード
彼の魔眼は漆黒に煌めき、ワーディングを発動すると周囲の時が止まる非常に珍しい特性を持つ。
普段は多面体として輝く魔眼だが、出力を上げるとゆっくりと回転し始め、菱形のクリスタルのように変形する。
研究者の間では彼の魔眼は"宝玉"と称されていたが、本人としてはどちらでも構わないと思っている。

彼の父親は神城グループの株を約3割も保有する程の投資家。
母親はフランス人の超美人女優。
そんな才色兼備な彼が自身の力に気がついたのは5歳の頃。友達と公園で遊んでいた時だ。

不意に突風が吹き遊具から落ちてしまった彼であるが、咄嗟に能力を発現させ無傷で立ち上がる。
その時に出現した"魔眼"について言及され、試しに色々やってみると超能力ということで大盛り上がり。
調子に乗りコントロールを誤ってしまい、友達に意識不明の怪我を負わせてしまう。
異変に気づいた近隣住民の通報により友達らは病院へ運ばれ命に別状は無かったが、彼自身には深い傷跡を残すことになる。
その後、UGNに保護されるも神城グループの関係者ということで話がややこしくなったり、両親にレネゲイド関連の説明をしたらぜひ治療の研究に協力させてくれという話になったりする。

そんなこんなで神城グループ主導のもと、彼の治療―――もとい研究が始まった。
と言っても大事なスポンサーの息子であるので命に別状があるようなことはされていない。確かに多少安全性に欠けることもあったかもしれないが。

また、彼の両親のコネやマネーパワーにより世界各国で彼の研究は行われた。もしかしたら学園島にその時の知り合いがいたり……なんてことがあるかもしれない。
因みにその時の愛称は"リュカ"

例として、研究の過程で彼の魔眼が特殊な"ブラックダイアモンド"である事が判明する。本来はただでさえ貴重な物品であるそれが魔眼として発現している。そのことに何らかの遺産が関わっていると仮説を立て、遺産の研究が盛んなUGNパリ支部へと移動することになる。（期間は9~12歳の3年間）