履歴
◆Dロイス
とにもかくにも《従者の行進》を必要とする関係上、選択肢は「黄昏の支配者」しかない。
◆運用
パーティーの構成次第で、攻撃をメインにするか支援をメインにするかを考えて動かなければならない。
ミドルでは従者を作らず、本体が戦う。手数が必要ならば自分も攻撃に加わり、命中が不安な仲間がいるなら支援に回ればいい。
素でそこそこの行動値を持つので、足手まといになることはないだろう。ただし、火力は高が知れている上に装甲無視もないので、あくまで数合わせである。
クライマックスでは、セットアップに《従者の行進》で従者を生み出し、本体が支援を撒いてから殴らせる。従者が殴られそうになったら本体が庇う。
従者が殴った後は自分や誰かを庇わせれば無駄がない。侵蝕率100%で、この動きを2ラウンドに渡って行える。
従者が作れなくなったら、ミドルと同じように立ち回るしかない。とはいえ、マトモなアタッカーが周りにいるなら、その頃には戦闘もケリがついているだろう。
総じて短期決戦が常であるダブルクロスでは、ロイスを最低2つ守れるだけでも、仕事は十分果たしていると言える。
無論、自分の侵蝕率管理もしっかりと行うべきである。
◆カスタム
より効率的な構築があれば教えてほしい。
◆成長
攻撃、支援、カバーリングと一通り何でもできるため、同卓するメンツの求めるものを取得していく。
だが、現在取っている従者関連のエフェクトは、全て最大レベルまで上げきりたい。特に《愚者の兵装》で「従者の安らぎ」を最大限取得するのは最優先である。
バックトラックの安定性を重要視するならば、まずはメモリーを取るという手もある。
以下、各成長方針ごとに取りたいエフェクト群を羅列していく。
火力を求めるならば、《ブラッドバーン》や《マシラのごとく》といった80%制限エフェクトが光る。ただしトライブリードである関係上、最大レベルの低下が痛い。
とはいえ、そもそもこのPCに火力を求められることはあまりないと思われる。最低でも《実体なき一撃》を取っておけば十分だろう。
あるいは《赤河の従僕》で、従者自体を強化するのも悪くない。高い行動値を確保しつつ、《血の宴》やそのリミットエフェクトである《殺戮領域》で雑魚を殲滅する、といった動きは強力。
火力には直結しないが、エグザイルの豊富なバステ付与エフェクトを取って、ユーティリティを重視する選択肢もある。
支援方面を強化するなら、やはり《援護の風》と《ウィンドブレス》によるオート支援が強力。ミドルの情報収集でも活躍できるようになるため、重宝される。
さらに余裕があれば《限界突破》も取りたいが、侵蝕率の増加も加速することになる。
もし《赤河の従僕》を採用するなら、ミドルフェイズに《血の絆》入りの従者を作成することで、本体の苦手な戦闘外の判定を全部丸投げすることもできる。
防御面を重視する場合、何はともあれ《命のカーテン》と《守護者の巨壁》を取る。まあ、これはカバーリングに特化しない場合もいずれは取るべきである。
あとは《波紋の方陣》や、エグザイルの多彩なダメージ軽減エフェクトを取っていけば良いだろう。
トライブリードであるため、上記以外にも成長の方向性は様々である。是非とも自分なりの従者使いを演出して欲しい。
そして最後に。
忘れてはいけない――敢えて従者を使う必然性は、全く存在しないのだということを。