覚えているのは白い壁と、赤い床。
そして、差し伸べられたてのひらだけ。

傍にいてくれたのは、自分よりも少し大きいてのひらと、あたたかい人たち。




記憶探索者としての成功例。
幼少時にUGNに救い出されたがそれ以前の記憶をほとんど失くしていた。

その後はUGNで保護され育ってきたが、過去のことは上手く思い出せていない。
自身についてや、能力については詳細も全て教えられているが、どこか他人事。
いつか自身の力を発揮することがあれば、その時やっと実感するのかもしれない。


自身の所属する支部の人や上司を家族のように思っており、仲がいい人の後ろをついて回る癖がある。
幼少時に何もわからず、ただただ後ろをついて回っていた頃の名残。

ワークス/カヴァー UGNエージェント/地質学者
シナリオロイス:「神の宿る島」の噂
推奨感情：好奇心 / 猜疑心
あなたはUGN日本支部のエージェントだ。
エージェントとして日夜戦い続けているあなたの耳に、ある日「神の宿る島」の噂が入ってくる。
単なる土着信仰、または新興宗教であれば大した事ではないが、もしこれがレネゲイド絡みの現象であるのなら、世界の真実を秘匿する者として見過ごすわけにはいかない。
「神の宿る島」こと九崖島は、支部もないような小さく辺鄙な島だ。
多くを知るためには、現地に乗り込む他ないだろう。
週に一度しか出ない定期船に乗り込み、そして貴方は島の真実に触れることとなる。

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仕方ない。任務なんだし。
たまには組織孝行しとくのもいいかもしれないし。
地雷踏み抜いたらすいませーん！いってきまーす！


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本当に初めて、自分の持つ力を知った。
誰かを助けることの出来る力だと知った。

ああ、なら。
最悪の過去だけれど、それでも、私は私で良かった。

それを抱えてくれる家族がいて良かった。


助けてくれたてのひらのように。
導いてくれたてのひらのように。

私も、あたたかい側の人になりたい。