容姿・経歴・その他メモ

誕生日

2月2日

好きなもの

占い、星空、魚料理、かわいいもの

嫌いなもの

人混み、強い日差し、頭の固い学者

苦手なもの

水泳、タケノコ、人に占われること

■星辰の預言者、あるいは怜悧なるハリボテ

　市内の高校に通う傍ら、UGNイリーガルとしても活動している女子高生。魔術師めいた天鵞絨色のヴェールと、本人の背丈以上もある巨大な杖がトレードマーク。
　理知的なようで能天気、寡黙なようで能弁、冷淡なようでフレンドリー、常識人のようで掴みどころがない。端正な顔立ちだが、奇妙な服装と胡乱な言動に埋もれて滅多に気づかれない、俗に言う残念な美人。

●占星術部部長

　占星術への造詣が深く、星々の運行から人間の運命を予測できると信じている。部員がおらず廃止予定だった天文部に単身入部して部長となり、半ば強引に「占星術部」と改称した。部員は今も1人だけで、ときどき新入部員のスカウトを試みては断られている。
　彼女の占いはよく当たると評判だが、実際にはオーヴァード覚醒後も予知能力は持っておらず、エフェクトによる記憶の読み取りや心理学の知識、持ち前の話術などを駆使してそれっぽく見せかけているに過ぎない。
　……しかし最近、まばゆい流れ星を目撃した直後に新たな能力が覚醒し、正真正銘の予言ができるようになった。ただし心身共に大きく消耗するため、使用は最低限に留めている。

●栄枯盛衰の渦中で

　御子左(みこひだり)家は幕末以来、代々優秀な天文学者を輩出してきた家系である。暦の実父である御子左辰良(たつよし)もまた、日本を代表する天文学者の1人だった。大学教授を務める辰良の一人娘として、暦は何不自由なく育てられた。
　しかし、辰良はやがて占星術や超能力、宇宙人との交信といったスピリチュアルな分野に傾倒し始める。宇宙友愛協会など怪しげな団体と親交を深める一方、本来の研究はおろそかになり、大学や学会での評価や信用も失墜していく。そして数年前、研究費の横領が発覚して逮捕。地位も資産も失ったことで神経を衰弱させ、まもなく失意のうちに急逝した。
　かくして御子左家は没落した。父の死後は母と2人で小さな貸家に移り住み、幼少期からは考えられないような質素な暮らしを営むこととなった。
　現在は高校のそばのアパートに下宿している。UGNイリーガルとしての報酬を得ているため、生活費は工面できているようだ。

●神杖“布刀麻迩”

　肌身離さず携行している巨大な杖は御子左家秘伝の家宝で、銘を布刀麻迩(フトマニ)という。辰良の死後、遺言に従って暦が継承した。全長七尺五寸(227cm)の象牙色の杖で、上端に真鍮製の渾天儀が嵌め込まれている。杖本体の素材はなんらかの大型動物の骨のようだが、詳細は不明。EXレネゲイドの感染が確認されており、暦がオーヴァードとして覚醒する直接的要因となった。なお、戦闘時は専ら鈍器として運用される。

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