容姿・経歴・その他メモ

ノーパン。
父子家庭で、父は多忙な刑事だった。
ひとりで探す時間が多く、寂しい日々を過ごす。
そんな中、六年前のある日、父が珍しくオーケストラのコンサートに連れて行ってくれて、滅多にない団欒で喜んでいたが…
そのコンサートはFHが絡んでいて、人々をジャームにする集団実験の場であった。
めちゃくちゃになるコンサート会場、父はジャームから自分を庇って死亡、それを救ってくれたのがUGNと馬頭　偲真。
無差別集団実験後、オーヴァード覚醒前に一人暮らしをしていた期間がある。
5年前にオーヴァードに覚醒した後は、馬頭　偲真を師匠と慕いバディを組む。
偲真がいつも着物姿なので、「着物=履いてない」と勘違いし、おそろっちのつもりで履かずに任務についたところ大手柄を上げてしまい、ジンクスを信じてそのままパンツを履かずに生きてきた。

(別案としてUGNが助けに来ず、FHが気まぐれですいばだけを見逃し、そのままFHチルドレンへ。
FHを師匠として慕っていたが、そいつがUGNエージェントに倒され、ぼろぼろになりながら別支部にUGNエージェントとして潜入。
再び件のUGNエージェントと合間見えることを狙っている…というのもあった)

深倉和楽とは、日本支部長の急な交代によるあれこれで師匠が忙しくしていて家に帰らなかった頃（4～3年前くらい）に出会う。
父が生きていた頃もひとりで暮らす日常は変わらなかったが、家に帰ってくる人はおらず、ご飯を作っても味がしない。
空虚な居間でひとりの時間を過ごすことに耐えきれず、ゲームセンターでガンアクションゲームをしたり、公園でブランコに乗ったり…
そんな夜を過ごしていた時、たまたま通りがかった和楽に「そこの女子、こんな夜にひとりで危ないぞ」と声をかけられる。
「大丈夫だよ」と言ったのにも関わらず、家まで送ってくれた和楽。
なんとなく気になって、彼が部活帰りの時間に合わせて時間を潰すことにした。
「またか？」「うん、そなのだ」と会話を重ねるごとにお互い天涯孤独だという共通点を見つけ、連帯意識が生まれる。
すいばの家で夕飯を共にすることもあったが、昼間は会わない。会うのは夜だけ。
だから彼が亡くなったというのを知るのも、彼の親しい友人たちより遅かった。
あいつ、最近会わないな…と思っていたら…死を悼むには、あまりにも時が経ちすぎていた。
師匠にも和楽という友人がいたことは、明かしていない。

小話：
「アタシ、小さいときからお父さんが忙しくて、で、家でお留守番してることが多くて…小さい頃、やりたかった遊びがいっぱいあるのだ。ミクラくん、やろ？」
「ミクラくーん、アタシとシール交換しないのだ？」「小学女子といえば！シール集めでしょ。文具屋さん行こ！」「え…今の百均てこんなに種類あるのだ？ワオ！いっぱいデコれるね～」「ミクラくんも買って買って！これとか可愛くない？」「シールブックも買ったね～。さ！交換！」「かばんに貼ったげる！え、それはもったいない？また買えばいいじゃん～…でも、アリガト」
「ミクラくん！魔法少女ごっこしよ！」「え？俺はこんな体格の男子だって？何言ってるのだ！イマドキは男の子も変身できーる！」「じゃじゃーん！アタシ作成、スペシャルコスチューム！ミクラくんのぶんもあるのだ。え？合わないだろって？アタシの目視をナメないでいただきたいのだ！」「ほら！着た！？出て！！カメラ見て！ポーズ取って！」「ふたりは～！！」（ピピッ）
「ミクラくんミクラくん。プラバンつくろ～」「こうやって描いて～、穴は開けといて、あとで金具つけるのだ」「ミクラくん何描いたの？あ！いいじゃん！柔道着？かわい～」「見て！見て！縮んでるのだ！ワァ…！」「アタシが作ったのもかばんに付けてよ～！アタシも付けるから！」
「ミクラくん？今、時間あるのだ？ある、よね？」「なんでなんでなんで～！！一緒に動画取ってアップするのだ～！！『スライムのバケモン作ってみた』とか！『踊ってみた』とか！」
「ミクラくん！鍋つくろ～鍋鍋！」「お出汁何にする？アタシはこのシリーズ食べてるかな。一人でも食べれるし…でも、今日はふたりだ！このスープ達が買えちゃう！ワオ！」「シメ？シメは雑炊がいい！だったらあっさり系…？いやいや、こういう、カレースープとかトマト鍋もきっとおいしいのだ！リゾット風にしよ！多少残してもこのスープなら翌日も食べれる！」「具材はね～。え、野菜肉団子？もっと冒険するのだ！鱈とか入れちゃえ～、牡蠣も入れちゃえ～、カレー様はなんでも受け入れてくれる！食べれるのか？いいのいいの！今日は鍋パだから！」「あ！餃子の皮！今からニラネギひき肉取ってくる！鍋に入れよ！なに～？焼くやつとは！！餃子は鍋に入れても美味しいでしょ？何言ってるのだ！餃子様を讃えーよ！」「ふいー買った買ったー！さ、手洗ったら餃子包も！その後小休止して鍋の用意ね！」「あ、ほらもう煮えてきた！ほら食べて食べて！アタシも食べる！」「アハ！もーお腹ぱんっぱん！食べた食べた！シメ行く前にちょっと休も」「ね、ミクラくん。楽しいね！」

「この劇は思い出です。思い出の劇、です」
「…終わった劇なのだ」

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