容姿・経歴・その他メモ

　ある時UGNはとあるレネゲイドビーイングを発見した。それは人体と融合する「エグザイル」の能力と、怪物のような力を増幅させる「キュマイラ」のクロスブリードである甲虫のような見た目をしたレネゲイドビーイングであった。UGNの研究者はすぐにそのレネゲイドビーイングの研究を始め、「オーヴァードと融合することで本人の持つ潜在能力を活性化させる」という作用を発見することとなる。
　以降、UGNは様々な研究を行いこのレネゲイドビーイングに適合する人工生命体を開発する方向性に舵を切った。そして生まれたのが「加賀井氏 千早」であった。人工生命体である彼女は該当のレネゲイドビーイングと共にUGNの保護下で育てられることになり、後にUGNチルドレンとして扱われるようになった。

　ここまで仰々しい話をしたが、本人自体は一般的な明るい女子高生である。小さなことから大きなことまで興味津々に暮らしており、もっと言えば中学までは外界との接触が禁じれれていたが、高校生となって初めてUGN施設以外の場所での生活を始めることができたことに喜びを感じている。
　趣味は特撮を見ることで、UGN施設時代の世話係が見せてくれた仮面ライダーシリーズをはじめとして、様々な特撮作品に触れて成長してきた。そのため、熱血で好奇心旺盛、そして前向きかつ独創的な思考を持つ面白女子にへと変貌してしまった。
　現在は組織としての任務として、レネゲイドビーイングであるアリエルの保護兼世話係をしているが、自分自身との境遇の共通点から彼女に対しては任務という側面を無視しても奇妙な友情を持っている。

　前述した肉体と融合するレネゲイドビーイングは、彼女の趣味によって見た目を魔改造され名実共に「ガタックゼクター」となってしまった。いつもは人目が付かないように生活しており、彼女が手伝ってほしい時や、彼女が闘争本能に駆られた時には素早く彼女の基へ飛んでくる。
　このガタックゼクターを使い彼女はオーヴァードとしての能力を底上げする。ガタックゼクターが近くに飛んでくると彼女の腰には、肉体や骨を変形させて造った「変身ドライバー」が出現し、ここにガタックゼクターを合体させることで「レネゲイドビーイングと自分の肉体を融合させる」。そうして彼女は「変身」を行うのだ。

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