容姿・経歴・その他メモ

UGNエージェントの少年。
快活な性格で正義感が強く、困っている人を放っておけない。
また嘘をつくのも、自分にできることをできないと偽るのも苦手。
その為オーヴァードの力を気軽に人助けに使ってしまう悪癖があり、UGNの人間によく𠮟られている。

オーヴァードの力を普段使いしているためか、日常での侵食率が通常のオーヴァードよりはるかに高い。それはすなわち、彼は常にジャーム化────人の心を失う危険性に晒されているということだ。
故にUGNはオーヴァードの力の使用を控えるように言い含めているのだが、彼はそれでも人助けを辞めない。

「確かに、こんなことしてたらいつか俺は心を失うんだろうな」
「でも、だからって目の前で目の前で助けられる誰かを見捨てたりしたら」
「『いつか』じゃなくて『今』の俺が死んじまう」

人を見捨てれば、その時点で心を失ったも同然と────彼はそう嘯く。
だが、その言葉は彼の未来が必ず悲劇で締めくくられることを意味している。
なぜなら―――彼の未来は二つに一つ。
心を殺して人を見捨てるか、人を助けて心と心中するか。
どちらにせよ―――心を失う未来しか、存在しないからだ。



彼の心には────余命宣告が出されているも同然なのだ。
そしてその時がいつ来るかは────誰にもわからないのである。

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