容姿・経歴・その他メモ

常に最前線に身を置き、戦場を自身の居場所としているUGNチルドレン。
その武功はUGN・偽神の心臓問わず「空の暁に炎鬼在り」として広く囁かれている。
UGNの任務で忙しない日々を送る中、零機と対立しつつ各地の治安維持にも手を貸している一方、学校には行っていないようだ。

絶え間ない戦闘にふと立ち止まった時、たまたま立ち寄った公園で雨の気配をまとった緑髪のオーヴァードーーヒュエトスと出会う。
冷たくもどこか心地の良い雨に、魂すらも焼き尽くすような炎が少しだけ和らいだ気がして。
それ以来自分の素性も相手の素性も知らないままに、時折公園へやってきては取り留めのない会話を交わし、また戦場へと返る生活を送っている。

頼るべき仲間も、守るべき人も、愛する人もいなかった炎鬼に、いつの間にか降り注いだ柔らかな雨を、手放したくない。

履歴

両親の死と共に孤児院に預けられ、それからは施設の子供たちの兄代わりとして過ごしていた。しかしその孤児院は邪神教団による儀式の生贄を集めるための施設であった。儀式の日、子供たちを守るために自らの邪神因子を覚醒させると、クトゥグアの炎でもって儀式に参加していた魔術師全員を焼き殺し、邪神教団を壊滅に追い込んだ。
その後、邪神教団を追っていたUGNによって保護され、自ら志願してチルドレンとなる。

覚醒時の出来事から、「守ること」と「殺すこと」が直接結びついており、自分がどれだけ血に濡れても、守るべきものが無事であるならそれで良い。
顔の上部を隠す鬼面と、常に返り血で汚れた姿から、『鬼』と呼ばれている。
何かに憑りつかれたように、ただひたすら戦場を進む、孤独な炎鬼。

背中には常に刀身のない日本刀が入った竹刀袋を背負っており、戦闘時にはプラズマ化させた炎を刀身にして戦う。
性格は毒舌、ドS、ツンギレの三拍子。
そんな苛烈な性格を表すように、熱エネルギーを操るサラマンダーでありながら冷却を苦手としており、超高温に特化したエフェクトばかりが発現している。
誰かを守るためにUGNチルドレンとなったにも関わらず、傷つけることしかできない自分に不満を抱くこともある。しかし、いつかこの炎が神にすら届きうる刃となると、強い野望と殺意を抱いて緋焔を燃やし続ける。


邪神との戦いの中で感情を剥奪されたことで、悲哀と恐怖の感情を失い、タガが外れたように苛烈なる戦場へと足を踏み入れるようになってしまった。
そんな彼が未だ人の領域で留まっていられるのは、ひとえにその炎を癒す冷たくも優しい雨のおかげだ。

セッション履歴