容姿・経歴・その他メモ

天原　シンイチ

　転勤する父と共に神楽高校へ転校してきた高校2年生。口と目付きは悪いが、周りに自然と人が集まってくる不思議なカリスマの持ち主。小学生の頃に母親を病で亡くしており、現在は父と妹の三人暮らし。転勤族である父親に合わせて全国を転々としてきた。

　口も悪ければ態度も悪い、一見するとチンピラめいた人物。にも関わらず自然と人を惹きつけたり、物事の中心に居たりする。意外にも頭の回転が速い上に器用なので、大体のことは人より上手にこなすことができる。チンピラめいた人物像とは裏腹に、自身の中に確固たる倫理観や価値観を持っており、どんな状況でも我を貫き通せる強い精神の持ち主。これは母親を幼くして亡くしたことや、転勤により目まぐるしく変わる環境の中で妹を守らねばならなかったことに由来する。

　能力は「テレキネシス」。非常に多岐に渡るオルクス能力の中で基本とされるもののひとつで、手で触れずに物体に力を加えることができる能力。彼はオルクス/ウロボロスのクロスブリードという応用性に富んだシンドローム構成でありながら、テレキネシスしか使うことができない。しかし、他の能力に劣るかと問われれば全くそうではなく、寧ろその逆。彼のテレキネシスは出力・効果範囲・応用性のどれもが明らかに通常のそれから逸脱しており、攻防共に圧倒的な性能を発揮する。更に、オルクス因子及び領域空間に直接的な知覚・情報処理能力を与える特殊な因子特性を発現しており、因子の展開中においては高い演算性能を発揮する。吸血衝動を敢えて暴走させて大量の情報を取得し、それらの情報を因子による演算で取捨選択することでノイマン能力者に匹敵する精度での情報取得が可能。因子を展開し暴走している間、彼は万能である。

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