''容姿など''

一見すれば中肉中背、黒髪黒目のどこにでもいそうなタイプ。
目からわかる雰囲気でやさぐれており、夜更かしのせいか隈がでている。
右手が義手のため、少し注目すれば服の上からでも違和感に気づく。

経歴

16歳の高校1年生。
母親は幼いころに病死したらしく単身赴任をしている父親との二人家族だった。
年頃らしく、あまり家に帰って事ない父親との関係に悩んでいた……が。
高校への入学祝いとして、久しぶりに家に帰ってきた父親との食事に出かける最中に事故に遭い意識を失う。
目が覚めると右手は無くなっており変わりに機械の腕が生えていた。
父親は手の付けられない重傷だったようで、自分を助け出し、救助を呼び、そのまま亡くなったらしい。
この機械の腕も父親の伝手のようだった。
不思議と義手は馴染み、リハビリも上手くいった。
数か月後に退院し、何時も通りの無人の家に帰るもなぜか虚しさを感じてしまう。
合格していた高校に行ってみるも、もうすでに人間関係は出来ており、また事故の事なので余所余所しさを感じる。
居づらい空気から何時しか学校に行かなくなり、暇つぶしに夜の街を出歩くようになる。
そのうちに立派な不良が出来上がっていた。
ある時、何となく家に帰ると父親の部屋のドアが開いており泥棒にでも入られたかと思って部屋を調べてみるも異常はなかったが自分に宛てた手紙と箱を発見する。
手紙には父親の心情が綴られてており、箱には見覚えのない玩具のようなものが入っていた。
そういえば昔こういうのをねだったよな、などと思い返すうちに笑いが込み上げてくる。
もうこんなんで喜ぶ年じゃねぇよと貶しながらそっと鞄に玩具を入れると明日の登校の準備を始めていった……
なお、次の日また事故に遭った模様。

過去

乳幼児のころにとあるジャームが起こした事件に巻き込まれ両親を失っている。
ジャーム自体は暁月亮が処分したが、その際にジャームの血液が大量に付着したために念のため経過観察を受けていたことがある。
異常は無かったのもの、責任感からかもしくは情が沸いたか暁月亮に引き取られ実子として育てられてることになる。
本人はこのことを知らない。

関係者

暁月亮

UGNに所属するオーヴァード。
ブラックドックのピュアブリードであり、アーマメントベルトや特殊装甲義肢は彼のもの。
蓮を引き取とったものの、子育ての経験の無さや任務の忙しさから微妙な関係になっておりそれに悩む毎日だった。
休暇中に春先に起きたとあるレネゲイドウイルス絡みの事件に巻き込まれ死亡。

赤木美沙

UGNの開発部に所属するオーヴァード。
暁月亮の古い友人であり、任務で家を空けがちだった父親に変わって蓮の面倒を見ていた。
事故の際に亮の義肢を蓮に移植する。何故か適合したのは能力の兆しか最後の愛情だったのか。
さらに家に手紙とベルトを置いたのもこの人。
割とやべぇ橋を渡っている。

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