容姿・経歴・その他メモ

　
　ＵＧＮ毬手市支部の表業務でも裏業務でも縁の下の力持ちなスタッフ。

　ＵＧＮ毬手市支部の立ち上げ当初からいる人物であり、レノンを愛でているスタッフ陣営筆頭でもある。
　平時は「レノンちゃん」と呼んでいるが、有事の際には「支部長」と切り替えて呼んでいる…………が、動揺すると平時の呼び方になりかけているのが度々見かけられる。

　元々の性格と固有のレネゲイド能力との兼ね合いで戦闘はからっきし。その反面で情報収集能力は他の追随を許すことが殆どないくらいに優れており、ＵＧＮ毬手市支部の情報収集チームのリーダーを務めてもいる。

　ノイマンとブラム＝ストーカーの能力を活かし、表業務は従者に任せて裏業務をこなす上で趣味も仕事の合間にやっている猛者でもある。

　なお、以上の記述から真面目な性格だと思われるだろうが、肝心の本人はサボり大好き人間である。従者は伊達眼鏡を掛けて主人と見分けがつくようにしている。


　医療チームリーダーの『婦長』とは茶飲み友達のような関係性を築いており、レネゲイドビーイングであるレノンが何らかの病に罹った際に対応できるようにと、偶にUGN以外のデータベースからくすねてきたレネゲイド医療に関する資料やそこから得た技術や知識を元にした実験の被験者として従者を提供したりしている。
　その為、2人っきりの時に偶に『婦長』からはまだ実力がある事を隠しているのではないかという疑惑の視線を投げかけられいることがある。



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履歴

・実は……
　オーヴァードに覚醒した頃に起きた事件で現場に来ていたアッシュに拾われ、戦闘力がない中で驚異的な情報処理能力を有していることを買われて懐刀となった経緯を持つ。




　玖櫻にとって、世界は白と黒しかないものだった。見えている光景も、見聞きする物事も。
　自分は『白』にはなれない。だからといって、忌むべき親と同じ『黒』になるつもりもない。だからこそ、『灰色』になることを選び続けた。

　それは、オーヴァードになってからも同じことだった。自分を拾い、上司となった男はその『灰色』から見える視点で得た情報を何よりの成果だと称した。どうやら、小さい頃から自分が『灰色』でいようとしていた経験が生きて、物事を当事者であっても「第三者視点」で視ることができるらしい。あの上司――――「灰色」を名に関する男は、それを何よりも評価した。

　心が冷めている自覚はしていた。それは、自傷以外に玖櫻が生きているという実感を得る機会があまりにも少なかったから。
　同じ上司と仰ぐ同僚たちと関わる事もあったが、それでも玖櫻の世界は白と黒しかなかった。


　けれど、今は―――――。




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セッション履歴