容姿・経歴・その他メモ

高校二年生のUGNイリーガル。
半年程前にレネゲイド関連の事件に巻き込まれ、瀕死の重傷を負った際に覚醒している。
覚醒以前は普通の高校生だった…とは言い難く、元々実戦剣術を身につけていたせいも
あって能力や戦闘への順応は早かった。
むしろオーヴァードの戦いを楽しんでいる傾向があり、傍から見て危なっかしい少年と
思われがちである。
とはいえハヌマーンシンドロームによって強化された彼の剣は、オーヴァードとの実戦
にも十二分に耐えうるものになっている。

彼に剣を教えたのは他界した祖父である。
かつてはヤクザの用心棒だったらしく、足を洗ってはいたが親戚からは疎まれていた。
だがある時、幼い神楽と共に通り魔に襲われた際に刃物を持った相手を杖で叩き伏せ、
それ以来神楽の憧れの対象になった。
その後剣術を教えてくれとせがむ神楽を、始めはきついしごきで諦めさせようとした
が、「俺もじいちゃんみたいになりたい」と強く思う神楽は全くめげようとせず、
遂には神楽を認めて自分の技を可能な限り叩き込んだ。

彼は生前、自らの技術を人殺しの技だと評した上で
「その技をどう使うかはお前次第だ。だが使うと決めたなら振るうことを躊躇うな」
と度々神楽に言って聞かせていた。
祖父が何を思って神楽に技を託したかは、今となっては知る由もない。
しかし、神楽が覚醒した事件において最後にジャームに打ち勝つことができたのは、
祖父に習った自らの剣によるのは間違いない。

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