容姿・経歴・その他メモ

高校生の頃。ろくに学校にも行かず、何も知らない人が見たら治安の悪そうなたばこ臭いライブハウスに入り浸っていた。とにかく耳鳴りがするような、うるさい音楽が好きだった。好きなバンドの影響でピアスも開けまくった。親を適当にいいくるめて、憧れのバンドの人が乗っているようなでかいバイクも買った。
ライブハウスに入り浸っている人たちは見た目よりずっと照れ屋で、面倒見が良く、穏やかだった。たまに見た目通りの人もいたが数えるぐらいだ。ただ、いささか社会のルールから逸脱することには寛容だった。その塩梅が寺西には丁度良かった。
免許を取ったら乗っても良い。自分の勤める会社に傷がつくようなことはするな。ただでさえそんな見た目なんだから。久しぶりに言葉を交わした父にはそう言われた。納車してすぐ、免許も無いのにいつものように夜家を出てバイクに跨った。どうせ家にはまだ誰もいない。
親友と合流してバイクを乗り回す。社会のルールを逸脱して。無免許とバレたらバレたで親がどんな顔をするのか見ものだ。そんな風に思っていた。
そしてその夜、親友と利き手、利き脚を失った。
運転手が心神喪失したトラックとの衝突事故だった(あいつ、異世界転生してたらいいな)
未知の力に目覚めたのを自覚したのは意識が戻り、半身が軽くなってからだった。

親の会社は本来ニュースになりそうなこの事故の詳細をもみ消した。親は一層息子を無いものとして扱った。力に目覚めた寺西は事故の後声をかけられ、家を出てUGNで働くことになる。
オーヴァードして生きていく事への１つの誓いは、味方を必ず生かすこと。
そのためなら自分は死んでも構わない。というと大抵怒られるので胸にしまっている。

寺西は生い立ちのわりに社交性が高かった。比較的コミュ障だった親友に最初に声をかけたのも寺西だったし、ライブハウス内の人に人懐っこく話しかけに行ったのも寺西だった。そのせいか人との距離感がわりと近く、気軽に同僚の肩等を叩いて挨拶等をしてしまうことがある。
ノイマンだったためUGNにて教育をうけた際にも物覚えは良かった。しかし家庭内で本来教わるような常識がたまにとても欠けており、UGNで教育を受けた部分以外の事はあまり得意ではない(例:箸の持ち方がカオス)

20歳の頃の寺西はまだピアス痕が多く残っており、服装等も若干ヤンチャな頃のノリが捨てきれない。
戒めのために特注で作ってもらった義手義足はとても重いため、かなり筋トレとリハビリをした。ぱっと見より筋肉はある。
(キャンペーン現在28歳、UGN中京支部のチームBのリーダー。中京支部(名古屋だと思えば大体合ってる)は寺西の出身地でもある。)

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