見ねぇ方が良いだろうがよ…こんな世界の事は————

————右手から伸びる、眩い光の刃
それを振るえば鉄を裂き、肉を焼くことだってできる。
————右手から分かたれ輝く、眩い光の弓
弦にあたるものがなかろうとも弓を引く動作をすれば光の矢が飛ぶ

この身体には力が宿ると共に、この腕には異様な何かが宿っている
この力は、命(バケモノ)を容易に奪う(ころす)ほど強力なものである。
この右腕が命(バケモノ)を奪え(ころせ)と疼き立てる
痛みが、力が、戦い(それ)へと駆り立てるのだ……


上等だバケモノ共、何匹だろうが纏めてかかって来いってんだ！！

オーヴァードとして

その実、彼はオーヴァードとして活動をしている。UGNなどの組織に所属していない、かといってフリーランスという訳でもない。野良のオーヴァードだ。覚醒した時期については不明。その実力はお世辞にも高いものとは言えない荒削りのものとなっている。レネゲイドコントロールも下手である。幾度となく命の危機を迎えていたというのは言うまでもないだろう。ただその右腕に宿しているものの力のおかげか、高い射撃の精度と格闘能力をもって今日に至るまで戦い続けてこれたと言えよう。
基本戦うのは夜であるため寝不足になる。

人格

彼はオーヴァード、非日常側にいる間は日常では見せることのない一面を見せる。ふてぶてしさや態度、口の悪さ、その裏に隠れている正義感の強さ、そして自分自身を真っ直ぐになる。それらが顔を覗かせるのだ。この非日常の世界で戦い続けて来た故に抑圧されてきたものが爆発した故によるものかは分からないが、非日常における彼はまるで人が変わるのだ。
こっちの人格の方が自分の心に正直になるのだ。なんにせよ彼は非日常でなければ本当の自分を出せない歪な人間である。

戦闘スタイル

エンジェルハィロゥとサラマンダーのクロスブリードであり、戦闘へは幅広く対応できる、わけではないが特異な戦い方をする。右の腕から光のブレードを生み出し近接戦闘を行えれば右の腕に弓を作りあげ射撃攻撃が出来るなど遠近両方に対応した戦いが出来る。力のほとんどは右腕に宿っているものに依存していて、エフェクトはその宿っている力のブーストにもっぱら用いられるだけとなっている。まともに戦い方を学ぶことはなかったため、荒削りな戦い方になっているが荒削りなりに戦い続けているが故の戦い方を形成していると言える。

右腕

その右腕には遺産が宿っている。その名は■■■■■、必中の弓にカテゴリできる遺産であり、彼は時期は不明だがこれを手にして覚醒している。この遺産が彼の戦う力になっており、手に取った瞬間にその右腕と融合した。光のブレードや光の弓にその右腕を作り変えるというのは戦闘スタイルで語られているが、遺産の宿った右腕はそれだけではなく、ジャームなどの出現を察知する能力も持つ。レネゲイドコントロールが下手な彼がジャームを探せたのにはこの探知能力の功績が大きい。この察知能力はジャームの出現、および活動をただ捉えるのではなく、ジャームの活動を前兆として捉えることが出来る。UGNよりも先行してジャームと相対することも決して不可能ではなくそうして幾度となく戦っている。ちなみにジャームを察知した際には遺産の宿る右腕が疼くらしく、その疼きを合図にジャームとの戦いに向かう。らしい。中二病ではない。