『帰郷した人』のレネゲイドビーイング。
かつて大戦の英雄とされ、その後、妻の待つ故郷に帰り幸せに暮らしたと言われている人物。
だが実際には戦争後、軍からの帰郷途中で強盗目的の浮浪者に殺害され、無縁仏として弔われた。

彼には見合い結婚の妻がいたが、妻は彼が戦争で出奔している最中に幼馴染の男性と深い仲となり、家庭を持っていた。
妻と彼女の幼馴染の仲睦まじい様子が、ねじれ伝わって妻と彼の幸せな余生として話されている。

レネゲイドビーイングとして覚醒したのは、元となった人物が死亡してから数十年後、現在時間から約10年前の『面影島事件』のタイミングである。
自身の記憶に存在する妻を探したものの、実際の妻は既に天寿を全うしていた。

妻を探す過程でUGNに出会ったので、そのままUGN入りする。UGNのことは日本軍の一部が発展したものだと思っている。

妻は既にこの世を去り、帰るべき場所も見失い、それでも「待つべき人の居る場所へ帰らなければ」という虚構の使命感に囚われている。
『とある大戦の英雄の記憶』と『英雄譚のねじ曲がった噂話』から生まれた、オリジン：レジェンドのレネゲイドビーイング。

HO名
ワークス/カヴァー：任意/レネゲイドビーイング以外
シナリオロイス：止まない雨
推奨感情：P憧憬/N不快感

キミは数日ぶりに帰った自身の街で、記憶喪失のPC2を発見する。
調べてみれば、PC2の他にも同じ症状を持つ人間が複数居るようだと分かった。
この数日、街で変わったことといえば、鬱陶しいほど降る止まない雨くらいだろうか。
キミは調査のため、雨の降る街を駆け回る。

HO名
ワークス/カヴァー：任意/UGNエージェント
シナリオロイス：看守
推奨感情：有為 / ○不信感

【内容】
その日、キミは所属している支部から任務を受け、FHセルの根城と思われる施設に潜入捜査を行っていた。
施設の最奥に到着した瞬間、頭に衝撃が走り、キミは意識を失った。

――次に目が覚めたとき、キミは牢に囚われの身となっていた。
目の前には看守と思しきオーヴァードが一人。
セルの一員だという彼女は、開口一番こう言った。

「そこから出たい？私の言うことを聞くなら脱出を手伝ってあげる」