朗らかで人好きのする少女。若干天然……というか無知のきらいがあるが、基本的には人懐っこい。
人との関わりに飢えている節があり、殺伐としがちな仕事の中でも積極的に他人に絡んで場を和ませようとする。

　しかし、汚れ仕事を厭わず、非情な判断を下す際も“普段通りの態度”で淡々と行うため、「本当は取り繕うのが上手いだけのジャームなんじゃないか」と噂されている。

　素体となる「少女」の脳に深く“根を張る”支配・植物型のレネゲイドビーイングが本体。
脳の神経系を侵食するように寄生し、融合を果たすことで「少女」の記憶、感情、未練（ロイス）を己のものであるかのように扱うことができる。すなわち、表層に現れている人格は《完全演技》による「少女」の模倣であり、本質は無感動な植物そのもの。「少女」本来の人格は眠らされており、これは脳に巣食うＲＢが正しい手順で分離されるまで続くだろう。
本体たるＲＢのロイスが希薄であろうと、「少女」の人格、未練が侵蝕を引き止め、通常と比べてジャーム化しにくい性質を持つ。

愛。その欲望の意味するところは繁殖欲求であり、苗床に適した素体を本能的に探している。