敵の攻撃を受ける度に反撃でダメージを与える変則的な攻撃手。セットアップで薬を決める為自傷癖と被虐趣味が暴走する。任務が終了しても正気に戻すために鎮圧作業を行う必要があり、その工程で多くの犠牲者を輩出した。
また流されやすい性格もあり、高いカリスマを持つ相手には酷く依存してしまう。
最近敵対組織のオーヴァードに良い様に扱われ身内に対して甚大な被害を出したことが切欠で今回の仕事に抜擢された。

通常時：自虐的で内向的。チルドレン養育施設出身の為、理不尽に対してある程度の耐性がある。
　　　　カリスマ性のある人物に流されやすい傾向がある。

興奮時：ストレスや被弾が重なると普段抑え込んでいる被虐趣味と自傷癖が顔を出す。
　　　　根本的には承認欲求が歪んだ結果であり、自身が傷つけば傷つく程耐え抜いた後に愛が与えられる
　　　　という妄想癖がある。

コードネーム『カウンターギャンビッド』、本名『ザッカリー』。イギリスのホーム“チェスボード”で造られたオーヴァードです。性別は男性、年齢17歳。シンドロームはウロボロス・ブラムストーカーのクロスブリードです。

任務達成率自体はそれなりにあるものの、問題は戦闘作戦の後の異常行動にあります。
戦闘で興奮した後の彼をなだめる為に何人ものエージェントが病院送りにされました。結果、実績のあるエージェントが出撃不可の期間が増え、イギリス支部での任務成功率減退の一因となっています。

更に先日、新たな問題行動が確認されています。
FHエージェント、“エキドナ”の手により洗脳状態に陥り、任務に当たった支部を半壊。そのおかげで街の被害も拡大しました。
最終的にエキドナはカウンターギャンビッドの手により討たれましたが…
本作戦には適任のオーヴァードになるかと思います。

俺の知らないところで、エルマ先生は死んだ。
エルマ先生は俺に使命を与えてくれた。UGNの未来の為に、産まれて来る次代の英雄の為に、生きて、死ぬ。
英雄が生まれるまで世界を護り、英雄の為の試練となり、英雄の為の脅威となり、英雄の威光の為に死ぬ。
けれど、先生は死んだ。
残されたのは、ただ怪物として生きている自分だけ。
許せない。先生も、未だ現れない英雄も。全部全部、お前達の所為で！俺は普通に生きられない。
くたばってたまるものか。こんな惨めなままで死にたくない。だってまだ俺は、誰にも認められていないのだから…