「外では増えまくったオーヴァード同士が下らぬ争いを繰り広げとるようじゃな。
嘆かわしいことじゃて…。」

アカデミアが作られる前の島の原住民。
古代種レネゲイドの感染者で年齢は少なくとも100歳以上。
かつて世界中を練り歩いており、20年より前のオーヴァードたちの歴史の生き字引であるらしいが
その経歴の多くは謎に包まれている。

島の山岳地帯に小屋を建てて暮らしている。
島の開発が進む際に市街区への移住を勧められ、それなりの住居を用意されたが断ったらしい。
住処も含めて生活は必要最低限のものだった（※）が、
ひ孫を預かるに際し住処の大改装を始めるとともに、生活周りを大きく改め
受け入れる態勢を整えた結果、普段の格好を除いて随分見違えるようになった。

※かつては小屋ではなく手製のテントで寝起きし、1日の食事は魚一匹ときのこと山菜の煮汁だけ、食事と狩り以外の時間は瞑想に費やしていた。

「あの子を止めることはできないわ、あの人の血が流れているのだから。」

一般人（ワーディング耐性アリ）
島の原住民で、前述のじっちゃんの孫娘にあたる。
後述する父親と18年前に出会い、彼と一子を設ける。
夫を抗争で亡くした後も残された息子を懸命に世話をしていた。

しかし、病弱な体に無理がたたり、長期入院をすることに。
その後は息子を祖父に託し、集中病棟で療養に努めている。

黒鉄哲雄　”神気発勝”
轟木源十郎とともに、日本に迫る脅威と戦ったオーヴァード…ＵＧＮ日本発足の橋掛けとなった”護人会”の一員である。
１８年前にＦＨとの戦いの際に行方不明となったが、この島に流れ着いて助かったようだ。
そこで母親と運命的な出会いを果たし、やがて一子を設けることになる。
ＵＧＮがこのアカデミアの計画を円滑に進めることができたのは
当時ＵＧＮに所属していた轟木との絆を結んでいた、彼の存在があってのことらしい。
ＵＧＮの計画にに協力するとともに、苛烈になる日本の戦いに再び身を投じることになるが…
まもなく彼の訃報は容赦なく、息子と母親に届けられることになる。