名前：エルサ・氷鉋・グリュックス（現在は親戚の元にいるため、グリュックス姓は名乗っていない）
年齢：16
性別：女
誕生日/星座：6/30(蟹座)
血液型：B型
身長：156cm
体重：46kg
趣味：スケート、社交ダンス
好き：ココア、暖かいもの
苦手：孤独、閉鎖空間
容姿・特徴：透き通るような肌、新雪のような髪色、澄み渡った空の様に青い瞳、お嬢様口調、体温低め

少し浮世離れしたような言動が目立つ高校生。一人称が「わたくし」で「ですわ」口調で喋るが、ネタでもなんでもなく生粋のお嬢様育ち故。
両親を亡くし、親戚とも疎遠なため、一人暮らし。でも料理は練習中。基本は学校の寮で生活しているため食事には困らないが、いつかは自炊もしたいらしい。休みの日は親戚から送られた一軒家に戻るが、支部に居ることの方が多い。
現在はMM地区の支部に所属。高校生として勉強したり、支部長が経営している焼き鳥屋を手伝ったりしているようだ。ただし、料理はできないので給仕をしている。
非常に面倒見のいい性格で、社交的。また、責任感が強く「自分の行いの責任は自分で持つ。逃げたりしない」ということを信条に日々を過ごしている。…ただし、色々と背負い込みすぎている疑惑もあり、周りに心配されることもある。

「私が選んだ道です。この力を振るうのも、誰かを助けるのも、私が選んだ選択です。」
「だから、それで何か苦しむ人がいるなら、困ったことが起きるなら。それは私の責任で、私が向き合わなければなりません。」
「力からも、責任からも、逃げないと。私の誇りにかけて誓っているのですから…！」

デンマークの貴族の父と日本の権力者家系の母との間に生まれたハーフでお嬢様。幼少期はデンマークの父の屋敷で過ごしていたが、母に教えられたためバイリンガルとなる。
両親共に親戚と軋轢があり、親戚たちに付け込まれて悲しい思いをしないようにと非常に厳しく育てられていた。そのため家のためや貴族としての生き方しか教えられず、自由や情動も制御するため制限された環境にいた。両親の思いは理解していたし、自分なりにも頑張っていたが、その環境はかなりのストレスに。本人の努力の甲斐なく精神はすり減り、8歳になる年のある日に限界を迎えてしまう。
元々無意識の内に目覚めていたオーヴァードの力がストレスにより変異し、体と限界寸前の精神はその変化に耐え切れず暴走。気が付いた時には家族も客人も全員氷漬けにして殺していた。

家族を失ったことにより、UGNへの所属と同時に日本の親戚の元へ行くことになる。だが、折り合いが悪いので一軒家と両親の遺産だけ与えられてほぼ放置されている。そのため、家族との関係に飢えている面も。

変異したレネゲイドは暴走状態に特化したもの。絶大な威力の吹雪で、周りのありとあらゆるものを凍らせて攻撃する。暴走状態ではあるが、その状況でもコントロールしきれるように訓練している。ただ、それでもコントロール不能になる恐怖が常にある為、担当支部の支部長にはとてもなついている。この人は絶対に死なないし、凍ることもないので。
覚醒当初は「究極のゼロ」であったと思われる。そのために氷系統の能力に長けている。その影響もあるのか、体温が低め。かなりひんやりとしていることがコンプレックスらしい。また、常に冷えた状態のせいなのか周りの環境に鈍感なため、熱を視覚で感知できるようにして補っているらしい。

・かつての家族…父：ローベルト・グリュックスと母：氷鉋 沙雪。他にもお手伝いのミーガンや執事のユアン…幼少期お屋敷にいたエルサの家族達。
すごく厳しかったし、苦しい思いを沢山した。でも…多分互いが互いのことを思っていて、そのやり方以外が分からなかった。…周りは血筋や伝統、その他色んなものを理由にこちらを貶めるものばかりで。弱みを見せれば、大事を見せれば、そこを隙としてついてやろうという人ばかりで。だからこそ厳しかったし、それでも大事に思い合っていた…けれど。一度でいいから普通の家族のようにも愛されてみたかった。…あの日…「逃げたいか」と聞いた両親に、自分が気持ちを伝えていれば…？

・火渡鴉…担当上司であり、MM支部の支部長。ぶっきらぼうで冷たく見えるが、エルサは非常になついている。非常に生命力が高い古代種で、本名を忘れ去る程度には長い時を生きている。そのため死にたがりの面がある。
自分のことを大事にしていない感じが心配の種。例え死なないのだとしても態々苦しい思いをする必要はないでしょうに！ってプリプリ怒りながら世話を焼くことも。…ぶっきらぼうで、よく顔をしかめていて。それでも不器用にこちらを思ってくれるのが分かる。…素直でない父や兄の愛し方にきっと似ている。

・愛…マリンスノーの車内で見つけた傷だらけの少女。レネゲイドビーイングであり、エルサが願って救った子。
どうかこの子が愛されますように。愛することを選べますように。そして「I（自分）」を持って、自分の意思で歩んで行けますように。願いを込めて、つけた名を呼ぶ。あの子がそれに笑うたび、守りたいと強く願う。

あぁ…あの時、あがきたいとわがままを言ってよかった。
愛。可愛い子。私が守りたい子。どうか…貴方の目に写る景色が、少しでも美しくありますように