一人称：わたし
二人称：〇〇お兄ちゃん/お姉ちゃんor呼び捨てor〇〇先生
語尾：〜ね、〜だわ！
口癖：今幸せ？

「死」に直結した能力。
レネゲイドが可視化された黒色の不定形の霧のような何かを操る。
対象がレネゲイドによる攻撃だろうと、非レネゲイドによる攻撃だろうと関係なく死なせることが出来る。
例えば自らに来る弾丸は勢いを殺したり、炎であればその火種を消し、刃であれば振り抜く前に勢いを殺しきる。
更に自らの放ったレネゲイドで相手を緩やかに「死」へ導くことが出来るが、本人は学園の人々を(というよりも死を望まない人を)殺すつもりは無いため、あくまで気力・体力を「殺す」事で消耗させ行動不能にさせる戦闘スタイルを取っている。

人類の希死念慮の感情が形となって誕生したレネゲイドビーイング。本来であれば人類に牙を剥く凶暴なジャームと成り果てていたが、奇跡的なバグか生まれ持った善性かは不明だが、人の死を悼み、人の幸せを願い、それでも死を願う人に安らかな死を与える存在となった。
世界を渡り歩き、僅かな人間性で死を願うジャーム達や、難病で死にたいと願う子供達、延命措置で生かされる老人、それらの死にたいという思いを汲み上げては安寧の眠りに誘い続けた。
しかし周囲からは死を振りまく恐ろしい怪物として認定され、討伐されそうになりながら逃げ惑い辿り着いたのが学園だった。
死の匂いは蔓延していなかったが、初めて見る生の感情と活気に心を踊らされ、入学を決めた。

「知ってる？彼女の噂」
「死にたいと願う人の前に現れては、その命を摘み取って永遠の眠りを与えてくれる少女の噂」
「自殺する人の前に現れたり、ジャームの前に現れたり、病気で苦しむ子の前に現れたりするんだって」
「おやすみなさいって声を掛けてくれる、苦しみながら生きる人にとっての慈悲」
「彼女は、アリスって言うらしいわ」