容姿・経歴・その他メモ

『他人の望みを叶えること』に特化した特殊なレネゲイドを持った少年。
幼い頃は自分の能力に無自覚だったが、アルトの実家はこのレネゲイドの恩恵を受けてオーヴァード黎明期の社会の中で急速に事業を成長させていった。結果として元々は歴史だけが古い家柄だったが、かなりの実業家として父親の名が知れ渡るようになる。
そんな中でアルトの能力を狙いFHが実家を襲撃。両親は殺され、自身もFHに捕らわれてしまう。
その後、UGNによって無事に救出されここで初めて自身の力を正しく理解した。UGNにそのまま所属し、日本で支部長を任命されるまでに至る。

彼の誘拐に関する一連の事件はアルフレッド・J・コードウェルがアルトを新たなマスターレイス候補と見出し、指示したものだった。
確かにアルトには『他人の願いを受けて、世界を変え得る力』があった。だがそれを自分の願いの為に振るうことは出来ず、求める世界も彼には無かった。コードウェルの審判は『マスターレイスとして不適格』。人の形をした願望器に過ぎないアルトはマスターレイス足りえない。奪還に現れたＵＧＮへ深追いせずに、その身柄を明け渡した。


性格はどちらかと言えば悪童寄り。仕事面は超が付くほどに真面目にやるが、言動には年相応さがある。
勉強運動なんでもござれ、自分の顔の良さに自覚的で女の子と遊びに行くのは大好き。友人やクラスメイトと遊ぶ時間を捻出するために仕事はとても早く真面目に終わらせる。夏休みの宿題は7月に終わらせて8月は遊び惚けるタイプ。
ミミズやヘビのような長くてうねうねした生きものが大の苦手、なんか怖い。天敵はウロボロス。
あらゆる場面で当て馬が似合う男。

支部員で同級生の鷲尾空とは奇妙な関係。
数か月前、空が歩道橋を踏み外し転落した衝撃でオーヴァードに覚醒。そのまま暴走し、近くの通行人だったアルトに襲い掛かった。なかなかの死闘の末に空の暴走を沈め、自身の支部で保護をした。
現在は後方支援の仕事を割り振りながら、レネゲイドについてレクチャー中。情緒面で不安定さがある空だが、オーヴァードとしてはかなり将来有望だと見ている。

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