ハヌ
獅子奮迅
居合


モル
砂の加護、砂塵霊


アイテム
デモンズシード:咎人の剣
コロナ

元々はとある旧家の生まれ…と言っても当主である父親が使用人である産みの母親にあたる女性に手を出して産まれた子どもである。
使用人との子、さらに男女の双子であったことから一旦は母親と共に捨てられ、母親の実家で身を寄せ合って暮らしていたが彼らが小学校に上がる前に母親が病死。それをどこから聞きつけたか、彼ら以外に子どもができなかった父親が母親の祖父母を半ば脅す形（対外的には今までかかった養育費を支払ったことになっている）で彼らを引き取った。
伊織は後継者として、妹の沙織（さおり）はどこにでも嫁に出せる様にと厳しく育てられた。
少しでも失敗すれば産みの母親のせいだと罵られ、躾と称して体罰を受ける日々。
いつか2人でこの地獄から逃げ出そう、と約束していたが14歳になった時に妹が他の旧家の息子（成人済み）と婚約することが決まってしまった。
「私は大丈夫。お兄ちゃんが迎えに来てくれるまでちゃんと、待ってるから」
相手方の家に住み込みの家政婦という形で嫁ぐ前日、今にも泣きそうな顔で笑う妹の手を取って衝動的に家を飛び出した。

行く当てもなく2人で彷徨っている時に謎の集団（UGN）に妹に特殊な力がある、と強引に連れ去られてしまう。
妹と引き離される際に、『妹を守りたい』、『半身と離れたくない』、『ひとりになりたくない』という強い想いからオーヴァードとして覚醒。
結果として妹の能力の都合上、別々にUGN入りすることに。
妹はその能力からその身を狙われる可能性があるため、身を守ることのできる施設へ。
伊織はその妹がいる施設を防衛する施設、UGNノストラダムス支部に所属することになる。


支部に所属してからは防衛上の都合で妹と全く会えていない。
でも妹を守るため、いつか迎えに行くために今日もひとり、地獄を生きていく。