容姿・経歴・その他メモ

「な、なんだよ、俺に何の用だよ……金なら無いぞ……」
「ははははっ！！　なんだよこの力！！　この力さえあればあんなやつら屁でもないじゃないか！！」

　いつでも景気の悪そうな顔をした高校生の少年。全体に無力感の滲んだ雰囲気を放っており近づきづらいが、話してみると意外とノリはよく付き合いもいい。結果として友達は多くは無いもののぼっちとも言い切れない程度の、辛うじて孤立はしていない程度のポジションにいる。頭も運動神経も実は優秀が、不必要に後ろ向きで気弱な雰囲気が成績上位者であることを忘れさせるタイプ。
覚醒してからは強力かつ精密な電流操作能力を獲得する。本人の精神的な資質から近づかれることを嫌い単純な電撃の放射を戦法の軸とするものの、出力と指向性がいずれも戦闘オーヴァードとしても優れており、並の相手なら一瞬で対象を黒焦げにして戦闘不能か死亡へと追い込めるほど。

　ワンマン社長として下町暮らしから一代で頭角を現した、ちょっとした企業の社長の息子。金銭的に不自由はなかったもののその教育方針は良くも悪くも豪放磊落かつ苛烈で、豊富な金銭を渡しつつも毎月それを元手にしてどのように資産を増やしたか高圧的に聞きいてくるような、いわゆる英才教育というものともまた違う厳しい教育を施される。子供がなんらかの苦難に直面しても一切手を貸さないどころか「そんなことも解決できないのか情けない」と怒鳴りつけるタイプで、母もこの姿勢に追従している。
このため幼い頃から親を頼るという価値観は薄く、幼馴染である相良茉白と遊ぶ時間が心を癒せる時間だった。

小学校時代に元は親友だった鳴浜直俊という少年にいじめを受けるようになった。そうなった理由は謙も覚えていないものの、苛烈さは脳裏に焼き付いており、自分なりに抵抗を試みるもいじめはむしろ悪化。絶望して今の卑屈な性格になっていたところを茉白に助けられ、それまで友情が強かった感情が淡い想いへと変わった。

中学校時代にはなんとか告白の機会を作ろうとするも、今度は当の茉白がいじめられてしまう。なんとか助けられないか探ろうとするも小学校時代の出来事がトラウマになってろくに手を出すことができず、そのまま時間が経過。情けなく無力な自分を呪い、茉白に内心で詫び続けてどんどん精神的な余裕をなくしつつあった中、ある事件に遭遇して覚醒を迎えることとなる。

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履歴

経験点+15（ヒューマンリレーション追加分で-5）

セッション履歴