容姿・経歴・その他メモ

髪

金髪 短髪で襟足が長い

瞳

綺麗な青色と紫色のオッドアイ

肌

白い肌だが身体にリヒテンベルク図形がある。

概要

武上支部の支部長に保護されて
現在は協力関係にある「謎(レーツェル)」を名乗るレネゲイドビーイング。
UGNには比較的協力的、というより支部長に協力的であり基本的には拒まない。
幼い小学生のような容姿をしているが何処か威厳漂わせるその風格と、古風？な喋り方は子供らしさを感じさせない。
然し時折見せる無邪気な様子は、見た目の年相応とも思えるだろう。

過去

自我も身体も持たないウィルスは、かつて神と崇められていた。
人類が認識する自然物や自然現象、民族や文化・文明などさまざまな事象は神によって引き起こされ、落ち着かされている。
そう信じて疑わなかった、北欧神話に出てくる農耕の神「雷神"トール"」を崇めていた民族の人々から、そこに存るのだと強く信仰され、自我を持ち始めた。

それからどれ程の時が経っただろう、レネゲイドビーイングとして目覚めたは良いが行く宛ても無ければやる事もない。姿形を転々としながら暇を潰そうと人の姿を模してふらりと人郷へと現れる事も多くなった神は、とある女の子と仲良くなった。名は"ナタリア"小さな子供だった。
ナタリアは天才だった、幼くして天分を明らかにしていた。父親にも母親にも愛されている、そして彼女自身も愛しているのだと語っていた。その事が少し羨ましくもあった。

"トール"と呼ばれている事を彼女に伝えると
「雷の神様とおなじなまえなのね！」と嬉しそうに笑っていた、彼女は規格性のない動きをする電気に対して興味を深く示しているようだった。
神話なんて知っている人なんて多くは無いのに不思議なものだ。彼女にたいして自分も興味が出てきていた。

"天才"と呼ばれていた彼女は家族から愛されてはいた、然し村の人間からは忌み嫌われていたようだ。
幼いながらに博識で、家の中では何か実験を繰り返している彼女は不気味でおかしいと"悪魔の子"だなんて噂されているようだった。
それでも彼女は周りの目を気にせず幸せそうに生きていた。

とある日に事件は起こった。
彼女と会う約束をしていたのに一向に現れない、おかしいと思い村へと出向くと、彼女の家を取り囲むように大量の人が集まっていた。彼女を含め村の中で"悪魔の子"だと信じきった村人達に一家が惨殺されたらしい。
どういう事だと中へと駆け込んだ、そこにはヒュー、ヒューとかろうじて息をしている彼女がいた。
「ごめんね、やくそくしたのにいけなくて。」
そうして彼女は息を引き取った。
どうして彼女が殺されなければいけなかったのか、レネゲイドビーイングは彼女の手を取る、その姿は消え意識はなくなりボロボロになっている彼女の身体が起き上がる。
村人達は「やはり悪魔の子だ！！」と騒ぎ立てた。

彼女が死んだことにより雷神の怒りに触れた。突如外から豪雨が降り始めた。と同時に地が揺れる程の落雷が次々と村に落ちた。豪雨が降っているにも関わらず火事が起こり家々を燃やし尽くした。
一夜にして村ひとつが焼き払われ人1人残らなかった。

現代

事件が起こってから、レネゲイドビーイングは自ら活動を停止した。
____永い眠りについてから何年経ったのだろうか、時は現代、とあるオーヴァードによって起こされた。
伊比津美摘(いびつみつみ)。
UGNという組織に所属していて日本の武上支部にて活動をしているらしい。
ドイツで昔起こったとある町に伝わる"雷神の昔話"それがオーヴァードによって引き起こされたものかもしれないと目を付けた彼女は、ドイツのUGNに要請し眠りについている雷神を発見、その後日本に居る彼女のもとへと送り出したのだ。
最初こそ疑っていたがすぐに彼女とは打ち解けた。
ナタリア以来の友人、___家族のように思っている。
ナタリアの身体を手に入れてから、彼女の記憶が時折脳裏に浮かぶ
楽しく実験をしていた姿、家族と楽しく会話をしている光景、それがたまに無性にもどかしくなる。

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