一般家庭に生まれた。たぶんそうだと思う。
生まれたときから変な力が使えた。
家族はオレを否定しなかったし、この年まで育ててくれた。
ただ、能力は絶対に隠せ、と厳命してきた。
それでも近所の声は聞こえてきて、爪弾きにされてるのはわかってた。
村八分にはされてない。ちょっと、よそよそしいだけ。
それが、オレが生まれたせいなのか、それともその前からなのかはわからないし聞いたことがない。
両親から見え隠れする、オレに対する恐怖。
はやくこの家から出ていきたい。出ていってやりたい。その方がお互いのためだ。

学校ではそこそこ浮いてるんだろう。話しかけてくるやつはあまりいない。
……いなかった。
ウィッグがズレてるのを指摘してから絡んでくる糸目とか、
文化祭準備で力仕事したら寄ってきた女子とか、
そっからクラスで巻き込まれていったりとか。

楽しい、なんて、思って。浮かれていたのかもしれない。
だから、こんな夢を見るのだろうか。

知：知識、知ること
桐：神聖視される木、燃えにくい
亜：亜種、種より下位の区分の一つ
鈴：神具としても用いられる
ちぎり：契り
あれい：配列、配置
契り有れ

【九十九千景】CRCステージUGNチルドレンのあゆむPC
通過シナリオ：「誰もいない駅のはなし」「お屋敷探索中に閉じ込められた上にゾンビに襲われてSANc案件なんだが！？」
年齢が同じだったので引っ張り出しただけで、お互いの素性は知らないただの友人
知桐(ちぎり)と九十九(つくも)なのであいうえお順で並んだ時前後になる

我々の持つ理性の光なるものが、宇宙の深淵の前においてはいかほどの輝きであろうか?
星辰の彼方、大銀河団の果てより来たる者たちにとって、我らの生命はどれほどの意味を持とうか?

無!　すべては無だ!

悍(おぞ)ましき流血の祭儀が虚空に門を穿つとき、“かのもの”たちははるか星海の果てより降り来たり、我々の脆弱な正気を脆くも粉砕する。
ましてや、超越者ならざる少女の魂など、語るまでもないことだ。
君たちは扉を開き、少女を追って狂気の渦へと入り込んでいく。ここでは君たちは英雄ではない。狩られる者なのだということを忘れぬよう心するがいい……。

ダブルクロス The 3rd Edition
「ヨグ=ソトースの乙女」

ダブルクロス
それは裏切りを意味する言葉。

ロイス:観月 亞利紗（かんげつ・ありさ）
推奨感情:P庇護/N:不安　クイックスタート:喪われた切り札
カヴァー/ワークス:高校生/指定なし
同級生の亞利紗が、黒衣の男たちによって祭儀の台に乗せられ、鋭い短刀で腹を切り裂かれる夢……。
毎夜見たその夢は、五日目の今日、君の手に鮮血がついていることでますます現実味を増す。
そして亞利沙が君に秘めたる想いを打ち明けようとしたその日──彼女は君の目の前で姿を消したのだ。
※PC3の支部とは関わりのないオーヴァードです。覚醒者ではありますが戦闘経験の有無やレネゲイドの知識は自由です
※男性推奨