【イントロダクション】

　「あの...用が無いなら、もういいですか...？」
　「...こ、こんにち、は。...あの、何か御用ですか...？」

　他人と関わることを苦手とする少年。
　常識や理性は備わっているものの、極力他人と会話をすることのないよう立ち振る舞っていった結果、見事にコミュ障となってしまった。
　常識や理性は備わっているものの、コミュ障となってしまった彼は、変わるための第一歩として支部の受付に週2くらいで顔を出すようになった。まだ若干空回り気味ではあるものの、彼を知る人たちにしてみたら大きな一歩であり、暖かく見守られている。
(曰く「けど、どうしていいかわからないときでも、みんなあんまり助けてくれない...。」)

【性格】

　内気で根暗。人見知りでは無いが、積極的に会話をしないよう努める。結果、コミュニケーションをとることが困難となる。
　根は優しくて素直だが、自分の意見を主張したり物事を強く言うことが苦手。
　思い込みや被害妄想も激しく、「自分が好きになった相手は死んでしまう」という思い込みを元に全てが成り立っているため、極力他人と関わらず、興味を持たないようにしている。
　【蒼蒼計画】を経て、過去のトラウマを克服した。だからと言って突然ハツラツとコミュニケーションが取れるようになったわけではないが、「誰かと一緒にいてもいいんだ」という気持ちが芽生えた結果、人との会話を全力で避けることはなくなった。

【容姿】

　『...これから伸びます。放っておいてください...。』

　年齢のわりに小さく華奢な体格を本人は気にしている。基本屋内で全てを完結させるか、任務中も前線を張ることはないため、しっかり引きこもり少年となってしまった。
　元々は赤めの髪色だったが、オーヴァードに覚醒してからは色が抜け、今では逆に赤髪が目立ってしまっている。
　左目の青色が本来の目の色であり、眼帯で隠している右目は邪眼によるもの。最も"人間らしくない"部分なので、医療用の眼帯で隠している。
　私服を含めた身の回りの持ち物は基本インターネット経由で入手しているため、メーカーなどはバラバラ。服に関しては採寸もままならないため、二回りほど大きなサイズのものを仕方なく着ている。
（曰く「成長期を見越してるから別にいい。」）

【経歴】

　３歳の頃、『不慮の事故』で両親が他界。その時にオーヴァードとして覚醒するが、先方の強い希望もあり、親しかった晴空家の養子として面倒を見てもらうことになる。
　実の親を亡くした彼を案じ、晴空家の人々からは一層の愛情を受けて育った。この頃の彼は明るく、人懐っこい笑顔を良く見せていたという。
　共に育ってきた晴空月陽とは仲が良く、子供ながらに将来を誓い合った。

　ーーー■■■〈閲覧権限無〉の後、武上支部に引き取られてからは今のように内向的になってしまったという。
　オーヴァードとしての戦闘能力はUGN内でも有数のモノであり、実力だけなら支部のNo.2とまで言われているが、人間性に難ありとのことで、支部の公的な業務は全て支部長や副支部長が担っている。
　武上支部支部長の伊比津美摘に対してだけは多少心を開いているようで、どうしても彼と連絡を取りたい場合には、彼女を通すことで一応会話はできるらしい。
　武上支部支部長の伊比津美摘と、支部の最終兵器に対しては多少心を開いているようで、彼と連絡を取りたい場合には、彼らを通すことで迅速な対応が可能(らしい)。

【PC間の関係性・印象】

上佐間　白夜（PL：サザノノザサさん）『果て魔女の忌子』

結構ぐいぐい来るけど、なんだかんだ言いながら人波から守ってくれるいい人。(人？)
最初は圧力が怖かったが、何かを無理強いをしてくるわけでもなければ、直接的な害を及ぼすわけでもないため、総合的には結構懐いている。
彼のハツラツとした性格も今の太陽にとっては外部と関わるためのきっかけになっており、少しずつ周りに関わっていこう考えている彼にとっては救いである。
でも、やっぱりまだ一人では心細いので、支部の外に出かけるときは基本彼のあとについていく形となっている。

【自己紹介】

　「...えっと...黒門、太陽、です...。シンドローム、は、バロール、です。...一つ、です...。いつもは、支部で、静かにしています...だから、僕のことは、放っておいて、ください...。用事が、あるなら...支部長か、副支部、長、に...え、ダメ、ですか...。そうです、か...。じゃあ、あの、お仕事が、ある時は、メッセージ、ください...。やることは、ちゃんとやる、ので...。...あの、もう、いいですか...？はい、あの、失礼します...。」
　「...えっと、黒門太陽、です。『星喰らい』、って呼ばれてる、みたいだけど、そんなにすごくない、です。シンドロームは、バロールの、ピュアブリード、です。武上支部に、所属しています。...えっと、他に聞きたいこと、とか、ありますか...？あ、いえ、あの、ごめんなさい。興味ない、ですよね、ごめんなさい。何かあったら、支部長か、は...う...支部長に言って、ください。お仕事は、頑張ります...。」

セッション履歴