容姿・経歴・その他メモ

王寵戦の参加者にして、FHから監督役「マスターホロウ」の補佐を任じられた少年。

コードネームは｜『燕』《イェンツー》。
元々裏社会ではそこそこ名の知れた殺し屋であり、コードネームも異名をそのまま使っているだけ。
大した準備も要らないのが楽、と言う好みの問題で徒手による殺人を得意としており、武器や兵器を用いない。

遺産の影響で怒りの感情を失っており、気に入らないことがあってもその不満は哀しみへと変換される。
つまり、文句をぶつくさねちねち言いながらも従う。
やりたくない仕事であれば、躊躇いなくめそめそ泣き言を言うが、まあでも怒らないでやる。
たまにサボりもする。

中国のとある貧民窟を根城として支配していた暗殺組織「蒼天会」のメンバーの1人。
父は夏雲の生後間もなく他組織に捕まり拷問死。
母からは父の武勇伝を聞かされて育つも、五歳の時に母は蒼天会の他メンバーと再婚。
幼き夏雲にとって「どんなに強くても愛されない人は一生愛されない」という価値観が育つ原因となった。

その後、オーヴァードにもすでに『商売道具』として目を付けていた蒼天会が、FHの助力を得て覚醒実験を行う。
両親から無理矢理実験対象に志願させられた夏雲は唯一覚醒に成功。
オーヴァードとして力を得るも、この志願の一件で義父にも母にも「言うことを聞く都合のいい子」として見られているだけだと感じたために、覚醒後即座に養父と母を殺害。
更に、一般人を巻き込むのを厭わないことで余計な因縁やトラブルを増やし続けていく蒼天会のやり方に嫌気が差していたこともあり、蒼天会から抜けることを決意。
掟により足を洗うことが許されなかったため、蒼天会の幹部会を襲撃。
幹部全員を失い事実上壊滅した蒼天会から抜け、晴れて自由の身となった。

以後は気ままな生活を送るも、気付けば王寵戦の参加者に選ばれてしまう。
おまけに年下の子供から護衛役に任命される始末。
サボるわけにもいかず、現在は「マスターホロウ」の護衛として画廊に住み込んでいる。

FH関係者が勝ち残った場合に遺産を明け渡すように、と契約させられている。
そのため、願いに関しては特に無い。

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