容姿・経歴・その他メモ

天沢一族、とよばれる名家の分家筋に当たる男性。古代種に覚醒しているため見た目は高校生程度だが、実年齢はアラサー。

実家の影響でレネゲイドに触れ始め、覚醒。当時は特殊性もなく、ただ流れるように力を身に着け、制御術を習っていた。その後、本家がUGNに協力するようになったため、そのままエージェントになったが…その辺りで力の意義や日常を守るということの意味に悩むように。丁度思春期に当たる時期であったこともあり、家との関係性などもあり、迷いが生じる。

ある時、その悩みをポロリと姉貴分に言ってみた。すると、あっさりとこう返される。

「じゃ、やめれば？誰も強制なんてしてないでしょ。嫌々やられる方が迷惑だし、身の危険だよ？」

その言葉を契機に一度UGNを辞め、完全に一人で自分の道を模索し始める。流されて決めるのではなく、自分の足で立ち、自分の目と耳で判断し、自分の知見を高め…

その果てで、もう一度UGNに戻ってきた。そして、自分の意志で日常を守るための力を欲し、本家の蔵に安置されていた黒い小盾に適合。それと同時に古代種に目覚め、大きな生命力を手に入れるようになった。

「人間、くだらねぇもんだ。みみっちいこと気にしたり、かと思えば気にしないやつがいたり」
「日常を守る、なんて語るけどな。別に日常＝滅茶苦茶いいものってわけじゃない。当たり前に傷つくことも、最悪なこともある」
「当たり前だ。だって『生きてる』んだから、俺達は。当たり前に生きて、当たり前に死んでいく…日常とか、オーヴァードとか、区別する必要なんてなかったんだ」
「これは使命感、なんてものじゃない。自己犠牲のつもりもなけりゃ、大層な理想を抱えているわけでもない」
「ただ…必死に生きているいっぱいいっぱいなやつに、余計なちょっかい出されて、それでもって歩んでいる奴がいることを知った」
「ただ、当たり前の日常を当たり前のように享受して、それでも懸命に生きている命を知った」
「それが消えるのは、どうも気に喰わない。…それだけだ」

能力の発現がかなり変わった形――肉体操作はできるが、もっぱら無機物に変える事に特化している・体の一部があれば、遠隔から魔眼の起動ができる――になっている。それを生かし、己の爪や毛を紙状態に仕立て上げて保存。それを飛ばすことで周りの身代わりを行ったり、という術師のようなスタイルを作り上げた。
古代種になったこともあり、ぶっちゃけかなり変わり種なレネゲイド。そのため、姫宮由理香が興味深々。彼女の実験体になる代わりに能力調整等を手伝ってもらったりしている。実力は信頼しているが、その分ぶん回されているので、扱いは雑。

「…消息不明になった支部長って研究肌、なんだよな？」
「…まさかとは思うが…姫宮の扱い見て、研究者振っとけば問題ないとか思われてるとかじゃねぇよな？」

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