一緒に居ると何でも話してしまえるような、不思議な雰囲気を纏う心優しきメカクレ女性。
なんでも屋【万屋百花】の看板娘にして中心人物。ガールズバンド【Lifelix】のギター兼サブボーカルも務める。
天性の調査人であり、精神的な余裕さえあれば迷子猫の逃亡先から大企業の裏取引事情まで大抵の事を調べ上げられる。
おおよその引き際こそ弁えているが、自身の過去絡みや友人の事情となるとその分別を放り投げてさっさと動きぱっぱと成果を上げてくる。

ただ争い事となると、魔眼アリ待ったナシの｜暴走台風《キラータイフーン》と化す。
『同一人物と思えない』『普段のミステリアス具合が嘘のよう』『こわい』と言われる。この評価に本人はかなり傷付いている模様(主に最後の一言)。

徒手空拳使い。ただ人間のラインから越えられていない。
暗闇の中でも、私の名を呼んで。一緒にその先へ。

｜虚析《きょせき》の魔眼

視た相手の感情・思考を底の底まで観測する。
片目だけでは出力が下がるが、深層心理までは行かなくとも今思っていること程度は看破できる。
『黄金』。

白熱電位

義右眼・義右手・義左足からなる｜機械兵装《アーティファクト》。作者は師であるバイス・ハーシェル。
組み込まれた電気回路によって擬似的にオーヴァードに等しい戦闘能力を発現させる。
同時に未来視に近しい演算機能で行動の補助を行ってくれる。

必殺技として、過剰駆動による『｜定義超越《ルール無視》』を可能とする。
ただ行使するとオーバーヒートで暫くの間マトモに機能しなくなる。

万屋百花

“｜不滅の緋《ラグナロク》”磨杜 梨伽：ワイルド所長。物は大切にしてね。
“｜底無しの伽藍洞《オーバーホール》”鶴義 信一：先輩(色々な意味で)。色々と頼りになる。
館山 七色：バディ、バンド仲間(キーボード)。飼い始めたばかりのチワワみたい。
冨永 邦正：事務のお爺ちゃん。気を抜くと背中を突っつかれている。

特現対

“｜真我一閃《リーベラ》”朝在 ｜燈《ひかり》：綺麗な人。怖い人と聞いているけど会うタイミングのせいかいつもほわほわしてる。
“天下無敵の暴太郎”華流 凱：不思議な人。お巡りさんと言えばお巡りさんなんだけど……？
“｜紡縁侠《スターレイル》”阿須蛇 志行：明るい人。なんだか苦労してるみたい。

Lifelix

“焔影”ラフシニー・ダブリン・プトレマイオス：ボーカル。引っ込み思案だけど素敵な歌詞を作る天才さん。
“｜月雫《アルモニ》”朝在 調：ベース。何でも出来て凄いけどちょっと距離を感じるので縮めたい。
“｜解答は果てになく《マスターアンサー》”明条 煉：ドラム。楽器の調整が速くて確実。言動がやや粗暴な事を除けば一番大人かも。
“カナンの巫女”科楠 叶華：もう一人のギター。千里眼、凄いね。大丈夫？疲れてない？

友人

“｜深淵航路《セントエルモ》”高松 ｜炉《いろり》：幼馴染。よく無茶しては心配される。
高松 ｜燈《ともり》：友達……よりは妹？ラフちゃんと仲が良いみたいで嬉しい。
“アイトヴァラス”：友達。いつの間にか直近の事情を知られていて怖い。
“｜一期一会《ニューワールド》”：メカニックさん。直してくれるのは良いけど変な事しないでね……？

弁護士とその専属パラリーガルの夫婦の一人娘。
2年前に交通事故(後に仕組まれた事件だと判明する)で両親を失い、自身も右眼・右腕・左脚を失う重傷を負う。
現場近辺で微小特異点破壊オカルト事件の調査に赴いていた青年に救われ、彼の下で武術を始めとした多くの事を教わる。
皆伝を受けた後、事故の調査を行う為に同門の女性が所長を務める何でも屋に就職することとなった。

両親が健在であった頃はとある財閥の娘や芸能人夫婦の娘などと仲が良かったそうだが、現在もその交友関係が続いているかは不明。