容姿・経歴・その他メモ

深廻　真宵（ふかかいまよい）

「私は……もう誰でもない顔の無い者」
「私がお前の死神だ」

「違う……深廻　真宵は、あの役立たずはあの日に死んだわ」

【外見】
青白い肌に目つきの悪い澱んだ瞳とストレートの長い黒髪、無数の耳についたピアスが目立つ。しなやかな筋肉に覆われていながらも痩せ型で背の低く、歳のわりに幼い見た目から一見発育不良かと思うような少女。

しかしエグザイルとノイマンの力により性格、体格まで含めた外見までもコピーし、共同でFHとして活動する時は常にその場に最も適した、その場の人間が望む誰かに変装した状態でいるため実際の彼女の姿を見たことのあるものは師匠以外にほとんどいない。


幼少期は仲の良い両親（父:一尋かずひろ 母:涼）の元すくすくと育ち、笑顔の素敵な少しばかり悪戯っ子なところのある、明るくクラスの中心にいるような少女だったが10年前の謎のレネゲイド事件によって両親をなくし、天涯孤独の身となった。　

彼女は目の前で両親を殺されておきながら何も出来ず、そして生き延びてしまった。

それ以来、
私が私でなければよかった。
ここにいたのが私でない別の誰かだったら二人は死なずに済んだ。
私を殺したいほど許せないと思わずに済んだ。

その自身への憎悪にも似た想いから自身の別の誰かに、自分でないナニカに変容させる能力【エグザイル】に目覚めた。

それ以来自身を拾った拭波の運営するFHセルに所属しながら自身の能力を鍛え続け、両親の仇を探してFH、UGN、民間人問わず事件に関わりのあるであろう人間を秘密裏に襲撃し、時には苛烈な拷問、殺害にまで手を染めている。
しかし十年間たった今でも目立った成果は上がっていない。

その敵対者への苛烈な報復行動とエグザイルであるらしいということしかわからないほど卓越した変身術によって常に姿形を変えていることから【無貌の者】No Oneと呼ばれるようになった。

戦闘スタイルは不意打ちと急所への一撃。
能力戦の師匠である拭波と同様の能力【ノイマン】にも覚醒したため、エグザイルとして自身の肉体を暗器へ変容させ、それを元にした格闘戦を得意とする。
しかし彼女の戦闘能力評価において最も重要な点はその暗殺能力である。
対象の家族や親しい人物、警戒されづらい人間を観察しきり、性格や言動、姿形からわずかな癖まで完璧な真似て接近し、油断を誘った状態からの致命的な一撃に対応できるものは少ない。

逆に言えば正面切っての戦闘経験値は少なく、未知数なところがある。

趣味はタバコを吸うこと。銘柄はウィンストンキャスターホワイト
エグザイルの能力によって体臭すらも標的の人物に近しい人間に変異するため暗殺に支障はないようだ。
このタバコの甘ったるい香りが自身の決めた身体形状へ戻るための起点になっている。

父が吸っていたものだったらしい。

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