容姿・経歴・その他メモ

　親愛が根底にある人付き合いは二宮・三島が初めて。歌が好きでよくカラオケに友人を誘う
　他人に懐くまでが早く、界隈を問わず顔見知りは多い
　一度友好関係を持った相手に執着する傾向がある

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　父も母も俺が要らなかったらしい
　家に居れば膨れたゴミ袋でも見るような目で蔑まれるのだから、家を出て近くの路地で歌っていた。
　その日の気分によって歌う場所を変えていたある日だった。路地奥深くのバーの前を通りながら歌っているとそこの店主が声をかけてきた。
　歌い子が緊急で必要になり、以前から目をつけていた俺に白羽の矢が立ったらしい。
給料を出す、拘束しない、という契約で不定期に歌いに来る約束をした。
　数回ほど歌いにいくと、有り難いことにファンができたらしい。客が座る席に呼ばれて顔を見せに行くと、テレビで見たことがある省庁の大臣が座っていた

　それから暫くして客の一人が俺に話を持ち掛けてきた。スタッフから俺の身の上を聞いたらしく、自分が手を回して親から離れてみないか？という話だ。

　もちろん一も二もなく頼み込んだ。

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