容姿・経歴・その他メモ

容姿:側頭部と後頭部を刈り上げたフェードカット。金髪。身長173cm。体重60kg。細めだが筋肉質な体型。二重だが目は細めで、眉の太さは標準的。初見だと目つきの悪い不良と間違われるが、会話を始めると白い歯を見せた人懐っこい笑顔が警戒心を解かせる。

性格:物怖じせず人当りがいい。話術に長けている訳ではないが聞き上手で、誰に対しても平等に接する。笑顔が印象的な好青年。気は長くも短くもない。表情から考えていることを読み取りやすいが、ネガティブな感情は表に出さないように努めている。困っている人は見過ごせず、頼み事は断れない。それによって自分が不利益を被ろうとも省みない。友人は多いが親友と呼べるほどの人物はいない(向こうがどう思っているかは置いておいて)。置いていかれることや仲間外れにされることを嫌う。

経歴:幼少時に両親が失踪し、母方の祖母に育てられる。厳格に育てられ、書道や武道(空手)の心得があり、礼儀正しい。然し半年前に祖母が死去してからは、一人で祖母の家に暮らしている。家事は一通りこなせ、綺麗好きでもあるため一人暮らしを楽しんでいるが、時折喪失感に苛まれる。
両親に捨てられたと感じており、面倒事を引き受けるのも自分は両親とは違うと証明するため(本人は無意識だが)。幸せな家庭を見ると心が痛むが、その度に祖母の「親を恨むのはいい。但し不幸を嘆かず良心を常に持ちなさい」という言葉を思い出し、コンプレックスを表に出すことはないが憂鬱にはなる。
半年前に祖母と離別したためにその言葉をより意識することとなり、本人は無自覚だが呪いのように根付いている。
破壊衝動もこの言葉によって抑え込まれているが、もしも自らを捨てた両親が目の前に現れた時にどうなるのかは彼自身にもわからない。
髪の毛は祖母の告別式が終わった翌日に染めた。本人は遅咲きの高校デビューだと笑うが、実のところ警戒色である。そのことには誰も気づいていない。
能力に目覚めた当初は困惑し、日常を侵食され恐怖する。悩みを話せる者もいない。自分が自分でなくなっていく感覚。一人の夜は長く、仲間と過ごす日中も以前とは違う。自分だけが別の世界にいるような感覚。それが無意識に心の傷をつつく。食事も喉を通らず、友人たちは心配するも力無い微笑みを浮かべてごまかすしかない。

キュマイラ変化時は手の平ほどの鉱石の様な質感の六角形の鈍色の分厚い鱗が腕を覆い三倍ほどの大きさになる。手の平も同様で指は先端が鋭いかぎ爪状に変化する。自分の意思では上手く力を扱えない。

特技:人並み以上に身体能力が高い(部活の勧誘はされるが一人暮らしを理由に入っていない)。字が上手。

趣味:家事、バッティングセンター(ネガティブな感情は体を動かすことで発散される。ある程度は)。人助け(と、友人たちに心配されながらも揶揄されている)。

好きなもの:友人、運動、ばあちゃんの作ってくれた卵焼き、勢いのあるロックミュージック、激辛系の食べ物(周りが引くレベル)。

嫌いなもの:不必要に思われる事、自分自身の家族を貶す人たち、手持ち無沙汰でいること、テンポの遅いバラード、甘すぎるデザート(母親が作ってくれたホットケーキを思い出す)。

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