基本能力:自身の能力を重力操作、触れたものを本物のように「強化」する能力というふうに捉えている。
実際は生まれつき能力に覚醒していたが、その頃はノイマンの能力のみが発現していたために能力が自覚できなかった。

遺産「訪れざる庭園」:生まれつき彼女に宿っていた遺産。この遺産の契約者の体内には、オーヴァードにしか見ることのできない植物が共生している。その植物は宿主の生命力と引替えに宿主や宿主の持つ道具を強化する力がある。彼女が昔からなんでもそつなくこなせるのはこの遺産とノイマンの能力があったからである。
この遺産は最終的に宿主を飲み込み死に至らしめ、次の宿主を探すために種をまく。その際、オーヴァードにはそれが庭園に咲く花のように見えるためこう呼ばれている。

マテリアル心臓:半年ほど前、何度目かの心臓の手術を受けた。実はその手術にはFHがからんでいた。遺産の適合者であると判明した彼女の遺産の力を最大限に発揮させるために医者に扮したFHの研究者が彼女に埋め込んだのが「心臓」と呼ばれるマテリアルだった。
本来は経過観察が行われるはずだったのだがその研究者が別件で消えたためそのまま放置されてしまった。

数ヶ月たち、マテリアルと遺産の力によりオーヴァードとして完全に覚醒したが結果遺産の力も増大し肉体への不可が大きくなっている。

小学生の頃、同級生の家を放火したことがある。理由はその同級生が友達をいじめていたから。
怒りに任せた衝動的な行動だったがしかし、誰にも犯人だとバレることなく現在に至ってしまった。

慌てて家から飛び出てきた同級生の姿を見た時に胸の中に湧き上がって来た感情から、ずっと目を背けている。